本日、Enterprise Architect9.1 ビルド909をリリースしました。
(バージョンが9.1になりました。)
シミュレーションの機能の強化などのいくつかの機能改善・バグ修正を行いました。
ぜひ最新版をご利用ください。
ダウンロードページ:
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm
○主な機能強化・改善
・アクティビティ図およびステートマシン図で、ダイアグラム内に記述された処理を解釈するシミュレーション機能が利用可能になりました。★
・状態遷移表形式での表示で、トリガがステートマシン図と異なるパッケージに含まれる場合でも、正しく表示するように改善しました。★
・接続が交差するときの「飛び越え」表現を無効にするオプションを追加しました。★
・C++のインターフェース要素に操作を追加する際に、「仮想」のチェックが自動で入らない問題を修正しました。★
・シーケンス図の自動生成で、ステートマシン図との連携が動作しない問題を修正しました。★
・SysMLシミュレーションの設定ダイアログが英語で表示される問題を修正しました。★
・EABaseファイル内のいくつかの既定値を変更しました。★
・EABaseファイル内のMySQLのいくつかの型の最大値を修正しました。★
・既存の接続に対して、簡単に情報フローの実現を定義できるように改善しました。★
・接続のプロパティダイアログにおいて、スタイルの選択肢に重複がある問題を修正しました。★
・バージョン管理ツールを利用している際に、ある特定の環境において操作を実行すると、実行の都度タイムアウトまで待たされる問題を修正しました。★
・付属ドキュメントのテンプレートエディタでメニューが表示されない問題を修正しました。★
・RTFドキュメントのサンプルテンプレートを追加しました。★
・RTFドキュメントで、ユースケースシナリオテンプレートの内容を変更しました。★
・ユースケースドキュメント テンプレートで、不要なタブ制御設定が含まれているのを修正しました。★
・ICONIXアドインにいくつか機能強化を行いました。★
・DFDアドインで、フローで選択できるスタイルを追加しました。★
・「接続スタイル変更アドイン」をパッケージごとに一括設定できるように対応しました。★
・接続スタイル変更アドインで、MDGテクノロジーの接続に対しては一部の機能を利用できないように変更しました。★
・SysMLアドインで、要求要素のIDを自動的に追加する機能を追加しました。★
・いくつかのアドインで、Oracleリポジトリを利用している場合にエラーが発生する問題を修正しました。★
・シーケンス図チェックアドイン利用時の動作速度を少し改善しました。★
・パッケージを「読み込み専用」にする機能を追加しました。(現時点ではAPIからのみ設定可能。Package.SetReadOnlyで設定・解除可能です。)★
・APIで、DocumentGenerator.NewDocumentを複数回実行すると不正終了する問題を修正しました。★
○全ての内容
Enterprise Architect Version 9.1 リリースメモ (ビルド909)
○ダイアグラムのシミュレーションの機能強化
アクティビティ図およびステートマシン図で、ダイアグラム内に記述された処理を解釈するシミュレーション機能が利用可能になりました。★
(コーポレート版で利用可能。プロフェッショナル版では、)
・処理内容はJavaScriptで記述します。
・アクティビティ図では、コントロールフローのガードおよびアクションに条件・処理を記述します。
・ステートマシン図では、遷移のガード・アクションおよび各状態のentry/do/exitアクションに条件・処理を記述します。
・ブレークポイントで停止時には、"sim."および"this."の接頭辞を持つ変数の内容を確認できます。
○画面・操作など
・状態遷移表形式での表示で、トリガがステートマシン図と異なるパッケージに含まれる場合でも、正しく表示するように改善しました。★
・接続が交差するときの「飛び越え」表現を無効にするオプションを追加しました。★
・C++のインターフェース要素に操作を追加する際に、「仮想」のチェックが自動で入らない問題を修正しました。★
・シーケンス図の自動生成で、ステートマシン図との連携が動作しない問題を修正しました。★
・SysMLシミュレーションの設定ダイアログが英語で表示される問題を修正しました。★
・EABaseファイル内のいくつかの既定値を変更しました。★
・EABaseファイル内のMySQLのいくつかの型の最大値を修正しました。★
・既存の接続に対して、簡単に情報フローの実現を定義できるように改善しました。★
・接続のプロパティダイアログにおいて、スタイルの選択肢に重複がある問題を修正しました。★
・バージョン管理ツールを利用している際に、ある特定の環境において操作を実行すると、実行の都度タイムアウトまで待たされる問題を修正しました。★
・フォントの選択ダイアログで、Enterprise Architectでは利用できない「打ち消し線」の選択チェックボックスを表示されないように変更しました。
・オプションの既定のディレクトリの設定項目で、ディレクトリ名として利用できない文字を設定できないように改善しました。
・RefGUIDList型のタグ付き値で、要素の選択時にステレオタイプで検索できるように改善しました。
・付属要素のある要素をプロジェクトブラウザからドロップした場合に表示されるダイアログで、対象のダイアグラムの変更を保存するかどうか確認するように改善しました。
・セキュリティ(アクセス権)機能で、ワークフローの管理の権限がない場合にはスクリプトのグループをワークフローに変更できないように修正しました。
・SQLSererおよびOracleのリポジトリを利用している場合に、トレーサビリティサブウィンドウで「付属要素の再利用」の関係が正しく表示されない問題を修正しました。
・ワークセットの定義で、カレンダーやタスクの割当タブも指定できるようになりました。
・BPMN 2.0で、Collaboration図を追加しました。
・BPMN 2.0で、BPMNプロパティの編集機能を改善しました。
・既存の接続に対して、ツールボックスから情報フローをドロップして情報フローの実現を定義できるように改善しました。
・プロファイル要素の同期機能で、リソースサブウィンドウに読み込んだプロファイルも正しく同期できるように改善しました。
・属性のプロパティダイアログで、保持方法の内容が正しく表示されない場合がある問題を修正しました。
・複製機能を利用している場合に、属性のプロパティダイアログの内容が正しく表示されない場合がある問題を修正しました。
・操作のプロパティダイアログで、並行性の値が正しく表示されない場合がある問題を修正しました。
・操作のプロパティダイアログで、要素がロックされている場合でも、引数(パラメータ)の情報を参照できるように修正しました。
・要素の既定の書式設定で、要素の背景色を変更していない場合には、背景色の情報を保存しないように修正しました。
・属性の型として利用できる要素の検索処理を改善しました。
・FirebirdのDDLの生成で列のコメントを出力できるように改善しました。
・状態マシン要素で、「子ダイアグラムの中身を表示」機能を利用できるように改善しました。
・シーケンス図で、メッセージに時間制約が適用されている場合の実行仕様の描画範囲を改善しました。
・「アドイン」のメニュー項目名を、「アドイン・拡張」に変更しました。(ArcGISなどアドイン以外の拡張の機能も含まれるため)
また、この項目の下に、いくつかのXMLファイルの入出力の項目を追加しました。
・管理者の権限がない場合に、WAN高速化オプションを利用できる様に改善しました。
・特定のプリンタにおいて、要素の影が正しく印刷されない問題を修正しました。
・メインメニューのツール→ソースファイルを開く で、新規にファイルを作成できるようになりました。
・WINE(Linux)環境でモデルテンプレート機能を利用した場合の問題を修正しました。
・インスタンス要素から分類子の属性のプロパティダイアログを開いた際に発生する問題を修正しました。
○RTF/HTMLドキュメント
・付属ドキュメントのテンプレートエディタでメニューが表示されない問題を修正しました。★
・RTFドキュメントのサンプルテンプレートを追加しました。★
・RTFドキュメントで、ユースケースシナリオテンプレートの内容を変更しました。★
・ユースケースドキュメント テンプレートで、不要なタブ制御設定が含まれているのを修正しました。★
・RTFドキュメントのテンプレートで、最初のページに空のヘッダ・フッタを配置できるように改善しました。
・ドキュメントの生成時に、SysMLの要求要素への充足(satisfy)の接続を、実現と同様に扱うように変更しました。
・属性の項目として「多重度(常に表示)」を追加しました。多重度が1の場合にも、内容を出力します。
・HTMLドキュメントの出力で、接続の欄に、接続先のステレオタイプではなく接続自身のステレオタイプを出力するように改善しました。
・HTMLドキュメントの出力で、ファイルへのハイパーリンクの扱いを改善しました。
○ソースコードの生成と読み込み
・C言語のコード生成で、構造体や共用体の中のビットフィールドの生成に対応しました。
・PHPのコード生成で、名前空間の情報の生成を改善しました。
・ステートマシン図からのコード生成で、退場点の生成内容を改善しました。
・ステートマシン図からのコード生成でトリガとガード条件の両方がある遷移の生成内容を改善しました。
・ステートマシン図からのコード生成でトリガの種類が「呼び出し」の場合に対応しました。
・アクティビティ図からのコード生成で、アクティビティパラメータの生成内容を改善しました。
・MDG Link/Integration for Eclipse利用時に、同名のパッケージが複数ある場合の同期処理を改善しました。
・ソースコード生成テンプレートで、\の文字を示すマクロ%sl%を追加しました。
○XMIファイルの入出力
・パッケージをXML出力する機能で、UMLのいくつかのバージョンを追加しました。また、メニュー項目名を「パッケージをXML形式で出力」に変更しました。
・MagicDrawで作成したXMI2.1ファイルで、ダイアグラムの読み込みに対応しました。
・RSA 8.0で作成したEMXファイルの読み込みに対応しました。
・シミュレーションの設定が含まれるXMIファイルを読み込む際に、GUIDを初期化を実行した場合の結果を改善しました。
・XMIの読み込みで、パッケージ外の分類子を指定したスイムレーンの読み込みを改善しました。
・モデル内に存在せずプレースホルダが作成されたパッケージについて、XMIファイルの読み込みで正しく置換されるように改善しました。
・XMIの入出力について、既定の設定をログを出力しない要に変更しました。
・オプションダイアログのXMLに関する設定グループで、既定のXMIのバージョンの設定項目を削除しました。
○アドインについての変更・修正
・ICONIXアドインにいくつか機能強化を行いました。★
・DFDアドインで、フローで選択できるスタイルを追加しました。★
・「接続スタイル変更アドイン」をパッケージごとに一括設定できるように対応しました。★
・接続スタイル変更アドインで、MDGテクノロジーの接続に対しては一部の機能を利用できないように変更しました。★
・SysMLアドインで、要求要素のIDを自動的に追加する機能を追加しました。★
・いくつかのアドインで、Oracleリポジトリを利用している場合にエラーが発生する問題を修正しました。★
・シーケンス図チェックアドイン利用時の動作速度を少し改善しました。★
・シーケンス図チェックアドインで、ダイアグラムで別名表示する設定になっている場合には、表示されるの名前を別名で表示するように改善しました。
○API
・パッケージを「読み込み専用」にする機能を追加しました。(現時点ではAPIからのみ設定可能。Package.SetReadOnlyで設定・解除可能です。)★
・APIで、DocumentGenerator.NewDocumentを複数回実行すると不正終了する問題を修正しました。★
・EA_OnPreNewDiagramObjectの戻り値が無視される場合がある問題を修正しました。
○ArcGISテクノロジーについての変更・修正
・Spatial Reference要素を追加しました。
・DimensionステレオタイプとExtentタグ付き値を削除しました。
・Indexのタグ付き値をIndexesという名前に変更しました。
・属性に適用できる、RequiredFieldステレオタイプを追加しました。
・FieldおよびStorageDefのタグ付き値の動作を変更しました。
・要素に適用できるMetaタグ付き値を追加しました。
・XML出力機能を改善しました。
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