本日、Enterprise Architectのバージョン11.0 ビルド1107をリリースしました。
いくつかの細かい機能改善・バグ修正を行いました。

インストーラのダウンロードページ:
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm
(このページを表示する際には、有効なサポートIDが必要です。)

リリースメモ(HTML形式):
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea.htm
(このページを表示する際には、有効なサポートIDが必要です。)

○リリースメモ

○ドキュメント生成
・マスタードキュメントを利用してドキュメント生成する場合に、スタイルシートで定義された段落番号の定義が正しく反映されるように修正しました。
・スクリプトを利用したテンプレート部品について、APIからのドキュメント生成でも正しく出力されるように改善しました。
・HTMLドキュメントの出力において、カンバンのダイアグラムでもクリックできるように改善しました。
・一部の環境において、「(設計仕様書 テンプレート)」を利用してドキュメント生成すると、不正終了する場合がある問題に対応しました。
・「(BPMN1.1 テンプレート)」でサブアクティビティの出力に対応しました。
・「(設計仕様書 テンプレート)」で子ダイアグラムの出力に対応しました。
・ドキュメントテンプレートを新規に作成した場合に、挿入したセクションの内容が文字化けする場合がある問題を修正しました。

○BPMN
・BPMN2.0のプール要素を移動した際に、異なるビジネスプロセス要素の子要素として移動してしまう問題を修正しました。
・BPMN2.0で、同じプール内に所属する境界に配置されたイベント間でシーケンスフローを結ぶことができるように修正しました。
・ロックされたプールヤレーンに所属する要素を別のダイアグラムに配置した際にエラーが表示される場合がある問題を修正しました。

○UML
・シグナル要素にポートを追加し保持できるように改善しました。
・分類子を指定する場面で、列挙要素を指定できるように改善しました。
・プロジェクトブラウザ内で成果物要素を新規作成できない問題を修正しました。
・「Enterprise Architect 標準拡張」が有効になっていると、クイックリンクでアクターから新規に要素の作成ができない問題を修正しました。

○DBMSリポジトリに関する修正・改善
・MySQL5.6をDBMSリポジトリに利用している場合に、スイムレーンの内容が編集できない問題を修正しました。
・FirebirdのDBMSリポジトリを利用している場合に、プロジェクトの役割の内容を編集できない問題を修正しました。
・FirebirdのDBMSリポジトリを利用している場合に、カンバン機能でバージョン情報と結びつけて利用している場合の挙動を改善しました。
・クラウドサーバを利用している場合に、「全ての要素を新規に作成」でダイアグラムのコピーを実行した結果が不完全である問題を修正しました。
・クラウドサーバを利用している場合に、シーケンス図からコミュニケーション図生成のMDA変換が正しく実行できない問題を修正しました。
・ステートマシン図を削除した場合に、内部的に保持している状態遷移表の情報も削除するように修正しました。
　(過去のバージョンで削除した場合には状態遷移表の情報が残ってしまっていますが、「プロジェクトの整合性確認」の機能で検出・削除できます。)

○アドイン
・非互換チェックアドインで、チェック時にエラーが発生した場合の挙動を変更しました。
・PFDアドインで、文書に対して「複数ドキュメント」の設定ができない問題を修正しました。
・シーケンス図チェックアドインで、クラスとの関係のチェックが正しく動作しない問題を修正しました。
・シーケンス図チェックアドインで、集約の作成ができない問題を修正しました。

○その他の変更点
・Oracle 12cのテーブルの読み込みに対応しました。
・ノート欄にタブ文字を入力して保存した場合に、空白文字に置換される問題を修正しました。
・ドキュメントテンプレートエディタで、編集できないテンプレートにスタイルシートのスタイルを適用できてしまう問題を修正しました。
・プロジェクトブラウザ内から要素を追加する際に、アクティビティ要素のアイコンが適切に表示されるように修正しました。
・EABaseファイルに、SQLiteの型の定義の一部が重複している問題を修正しました。