Enterprise Architect : Enterprise Architect 11.1 ビルド1110 リリースのお知らせ
投稿者: tkouno 投稿日時: 2014-8-18 10:20:02 (1229 ヒット)

本日、Enterprise Architectのバージョン11.1 ビルド1110をリリースしました。
BPMN2.0に関するさまざまな機能強化を行い、バージョン番号を11.0から11.1に
変更しました。

そのほか、いくつかの機能改善・バグ修正を行いました。

インストーラのダウンロードページ:
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm
(このページを表示する際には、有効なサポートIDが必要です。)

リリースメモ(HTML形式):
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea.htm
(このページを表示する際には、有効なサポートIDが必要です。)


Enterprise Architect Version 11.1 リリースメモ (ビルド1110)

○BPMN
・BPMN 2.0の要素のプロパティダイアログを強化しました。
 ・要素の種類に応じて、設定可能な内容のみを表示します。
 ・要素ごとのパラメータの設定を変えると、その設定で関係する項目のみを表示します。
コラボレーションのモデリングを改善しました。
 ・ダイアグラム内にプールを作成すると、そのダイアグラムをコラボレーション図に変更し、関係するビジネスプロセスや参加者を配置します。
・開始・終了イベントをダイアグラム内に配置する際に、既存要素の境界上に配置する選択肢を表示しないように改善しました。
・中間イベントをダイアグラム内に配置する際に、既存要素の上にドロップした場合のみ、境界上に配置する選択肢を表示するように改善しました。
・BPMNダイアグラム上での要素の重なりに関する扱いを改善しました。
・プロジェクトブラウザからメッセージ要素をドラッグし、イベント要素やタスク要素にドロップして関連づけができるようになりました。
・ゲートウェイ要素につながるフローの位置を変更する場合の挙動を改善しました。
・アクティビティ要素内の内容を表示する際に、アクティビティ名を左上に移動させて表示できるようになりました。
・ゲートウェイ要素について、種類を示すマークの表示・非表示を切り替えることができるようになりました。
・BPMN 2.0 XMLファイルの読み込みに対応しました。(Enterprise Architect Suiteビジネスモデリング版・アルティメット版で利用可能)
・BPMN 2.0 XMLファイルへの出力を改善しました。
 ・プールにつながるメッセージフローは、関係する参加者への参照として出力するように改善しました。
 ・プール・レーンの向きを出力するように改善しました。
 ・アクティビティの呼び出しは、適切な属性名で出力されるようになりました。
 ・直接参加者を参照していないプール上の参加者の多重度を出力するようになりました。
 ・プールの出力について、関係する参加者情報を出力するようになりました。
 ・接続のないユーザー・マニュアル・スクリプト・ビジネスの各ビジネスルールタスクは、グローバルタスクとして出力するようになりました。
 ・パッケージ内にコラボレーションがある場合には、既定のコラボレーションを作成しないように改善しました。
 ・出力時に、プールに関係する、必要な要素を自動生成して出力するように改善しました。
 ・グループ・カテゴリ・カテゴリ値の要素も出力されるようになりました。
 ・リソースパラメータの種類を出力するように改善しました。
 ・ラベルの位置を出力するように改善しました。
 ・サブプロセスやサブコレオグラフィ要素のisExpandedプロパティを適切に出力するように改善しました。

○ドキュメント生成
・HTMLドキュメントの生成時に、Win32画面設計に関する内容が正しく出力されない場合がある問題を修正しました。
・テンプレートエディタ内で文字列を選択して印刷を実行するとエラーが表示される問題を修正しました。
・既存のセクション間に別のセクションを追加する場合の結果を改善しました。
・IDocumentGenerator APIを利用して、複数の要素に対して異なるテンプレートで出力できるように改善しました。
・要素に定義されたテスト項目の内容を出力するドキュメントテンプレート「(テスト項目 テンプレート)」を追加しました。
・(設計仕様書 テンプレート)で、ドキュメント出力に適さない種類の要素を対象外に指定しました。

○SysML
・アクターなどをプロパティの型として指定できるように改善しました。
・要求の一覧をExcelに出力できない問題を修正しました。
・SysML1.2/1.3で、パラメトリック図でのパートプロパティ間のクイックリンクの場合には、コネクタに矢印を表示するように改善しました。
・SysML1.2/1.3で、内部ブロック図に関する固有のクイックリンクの定義が正しく動作していなかった問題を修正しました。
・SysMLで、充足の関係がない要求を抽出する検索ルールを追加しました。

○その他のアドイン
・FTAアドインで、確率の自動計算機能が動作しない問題を修正しました。
・FTAアドインで、移行記号を配置した際に名前が削除されるように改善しました。
・PFDアドインで、プロセス要素を選択後、さらに同じ要素を選択すると動作がおかしくなる問題を修正しました。★
・PFDアドインで、プロセス要素のプロパティダイアログの挙動を改善しました。★
・DFDアドインで、プロセス要素の既定の大きさと縦横比固定の設定を追加しました。

○その他の変更・修正
・ダイアグラム間の要素のドラッグ&ドロップで、複数の種類の要素を含む場合に不正終了する問題を修正しました。★
・パッケージリポジトリで、既存のパッケージ間の依存関係の定義処理を改善しました。
・パッケージリポジトリで、リポジトリの追加の可否を制御する管理社パスワードを追加しました。
・仕様ビューで、表示する要素の種類の選択肢で、テスト項目要素が選択できるようになりました。
・ArcGISのモデルチェックのスクリプトで、長さ・正確さ・小数点桁数の内容のチェックを追加しました。
・ArcGISのスキーマ出力機能で、スキーマに間接的にリンクされているパッケージの内容も含めるように改善しました。
・監査機能が有効な場合に、テーブル要素の名前を変更するとエラーが表示される問題を修正しました。
・要素ブラウザに表示されているテスト項目や保守項目をドラッグし、ダイアグラム内の他の要素にドロップすることで、対象の項目をコピーできるようになりました。
・64ビット環境のためのデバッグ関係のファイルがインストールされない場合がある問題を修正しました。★
・アドイン登録のためのファイル(AddinReg_BaseAddins.bat)に、お勧め以外のアドインも追加しました。★
・環境によって、インストール後にアドインが正しく認識されない問題について、インストーラを改善しました。★
・EABaseファイルに含まれるステレオタイプの設定のいくつかを削除しました。
・MDGテクノロジービルダーでモデルテンプレートを利用すると、profileパッケージの色が黒くなる問題を修正しました。★
・非互換チェックアドインで、SQLServerのリポジトリに接続した場合に表示されるエラーについて修正しました。★
・状態要素のクイックリンクのルールを改善しました。
・メニューカスタマイズで「ワークセット成果物の作成」「ドキュメントの生成」をカスタマイズできるように改善しました。
・「自分がチェックアウトしたパッケージ」の検索ルールが正しく動作しない問題を修正しました。★