Enterprise Architect : Enterprise Architect 11.1 ビルド1111 リリースのお知らせ
投稿者: tkouno 投稿日時: 2014-9-8 14:33:59 (1787 ヒット)

本日、Enterprise Architectのバージョン11.1 ビルド1111をリリースしました。
特定のWindowsUpdateを適用したWindows7環境で発生する、OSが
不正終了する問題への暫定対処の他、ドキュメント生成やBPMN2.0に関する
いくつかの修正を行いました。

インストーラのダウンロードページ:
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm
(このページを表示する際には、有効なサポートIDが必要です。)

リリースメモ(HTML形式):
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea.htm
(このページを表示する際には、有効なサポートIDが必要です。)

Enterprise Architect Version 11.1 リリースメモ (ビルド1111)


○BPMN
・コラボレーションに関するモデリングを改善しました。
 ・プール要素のプロパティについて、参加者要素に対して設定するのではなく、プール要素に直接設定できるようにしました。
 ・コラボレーションの中にプール要素を直接ネストできるように改善しました。
 ・プール内に作成する、プロセスを参照する要素について、プロセス内に直接作成できるようになりました。
 ・プロセスの再利用をしない場合には、プールに対するプロセスを省略できるようになりました。
 ・コラボレーションに対するメインのプールを省略できるようになりました。
 ・メインのプールの代替プールについて、タグ付き値mainPoolでメインのプールを参照できるようになりました。
 ・プロジェクトブラウザ内のプール要素・コラボレーション・コラボレーション図について、右クリックメニューにプロセスのカプセル化の項目を追加しました。
・PartnerEntityおよびPartnerRoleが利用可能になりました。
 ・プールと、これらの要素の間のトレーサビリティが確保できます。
 ・これらの種類をプールに対してドロップすることで、関連づけができます。
 ・BPMN XMLの入出力にも対応しています。
・開始イベントおよび終了イベントを、要素の端に配置できるように改善しました。
 ・出力時には、親要素内の通常のイベントとして扱われます。
・BPMN XMLの入出力機能を、Enterprise Architectプロフェッショナル版以上で利用できるようになりました。
・BPMN XMLの出力機能において、プールに対応づけられた、振る舞いを持たないプロセスの生成を行わないように修正しました。
・BPMN XMLの入出力において、ダイアグラム内のラベルの位置が保持されるように改善しました。

○ドキュメント生成
・テンプレートを編集後にドキュメント生成する場合、変更内容を保存するかどうか確認のダイアログを表示するように改善しました。
・付属ドキュメントエディタおよびテンプレートエディタのタブを閉じる場合に、保存していない内容がある場合には保存するかどうかの確認のダイアログを表示するように改善しました。
・テンプレートエディタで、ページサイズなどに関する設定を変更した場合に、変更直後に表示内容を更新するように改善しました。
・ドキュメント生成において、属性や操作に対する条件設定が適用されない場合がある問題を修正しました。
・ドキュメント生成において、一覧の出力処理を改善しました。
・ドキュメント生成において、カスタムクエリで対象を指定している場合に、検索ルール中の<検索単語>を与えられた引数で置換するように修正しました。

○バージョン管理
・TFS 2012/2013利用時に、ファイルロックのレポートでアカウントIDではなく表示名を出力する設定の場合に、チェックインができない問題を修正しました。
・TFS 2013でローカルワークスペースを利用する設定になっている場合にはエラーを表示するようになりました。

○その他
・Windows7において、特定のWindowsUpdateを適用すると、BPMNやDFDの図の表示や編集でOSが不正終了する場合がある問題への暫定回避処理を追加しました。★
・Windows8.1 64ビット環境で、起動時にアプリケーションエラーがWindowsのログに多数記録される問題を修正しました。★
・SysMLアドインで、Windowsの文字の拡大率の設定によっては、要求のプロパティ画面が正しく表示されない問題を修正しました。
・シーケンス図クイック編集アドインで、ある特定条件で不正終了する場合がある問題を修正しました。
・.NETのデバッグおよびシーケンス図の生成において、.NET Framework 4.5での動作について正式対応となりました。
・APIで、Repository.GetElementsByQueryでカスタムクエリを呼び出す場合、検索ルール中の<検索単語>を与えられた引数で置換するように修正しました。