本日、Enterprise Architectの新しいバージョンとなる13.5をリリースしました。
サポートが有効な方は無料でダウンロード・利用することができます。
また、このバージョン13.5から使用許諾契約の内容を変更しています。
Enterprise Architect Version 13.5 リリースメモ (ビルド1351)
○レビュー支援機能
・既存の、要素のディスカッション機能を拡張し、モデルのレビューを支援する仕組みを提供します。
・レビュー要素を新規に追加しました。この要素を利用しモデルのレビューの作業を効率的に行うことができます。
・この仕組みには、以下の内容が含まれます。
・レビューに関するツールボックスを追加しました。
・ディスカッションサブウィンドウを、レビュー&ディスカッションサブウィンドウに名称変更し、レビュータブを追加しました。
・レビュータブでは、レビュー項目を追加し議論の内容を記録できます。
・レビューやディスカッションの投稿に優先度を設定できるようになりました。
・レビューやディスカッションで、投稿者を示す画像(アバター)を利用できるようになりました。
○ナビゲーションセル
・ナビゲーションセルは、ダイアグラムへのリンク機能を強化した機能です。
・リンクに画像やラベルを設定できます。
・Enterprise Architectからの操作以外に、WebEA(Webブラウザでモデルを参照できる別売り製品)での操作性を改善します。
・プロジェクトブラウザからダイアグラムをドラッグし、別のダイアグラムにドロップすると作成できます。
○派生開発を支援する機能
・既存のダイアグラムを複製して新しいバージョンを作成した場合に、ダイアグラム間のつながりを表示・追跡できるようになりました。
・ダイアグラムに要素を追加した場合に、バージョンの値を適切な値に自動設定するオプションを追加しました。★
・ダイアグラムを複製後、複製されていない要素を複製された要素に差し替える項目を追加しました。
・新しいバージョンとして要素を複製する際に、パッケージ階層が一致するように複製要素を作成するように改善しました。
・パッケージを複製する際に、パッケージのタグ付き値・付属ドキュメントなども複製するように修正しました。
・要素を複製する際に、アクセス権(セキュリティ)の設定を維持するように改善しました。
・パッケージを複製する際に、パッケージ間に追跡の接続を作成するように改善しました。
・要素を複製する際に、要素の階層構造を適切に維持するように改善しました。
・要素を複製する際に、分類子の情報を適切に維持するように改善しました。
・子要素を持つ要素の複製処理を改善しました。
・複製された要素間の接続の種類を、依存から抽象化に変更しました。
・複製を実行時に、ロックされた要素やパッケージの扱いを改善しました。
○ArchiMate
・ArchiMate 3.0 Model Exchange File Formatでの入出力に対応しました。
・トレーサビリティサブウィンドウでの表示で、ArchiMateの内容に即した表示になるように改善しました。
・メタタイプに_MeaningForwardsおよび_MeaningBackwardsの属性を追加することで、同様の機能が他のプロファイルでも利用できます。
○SysML
・SysML1.4のブロック要素の区画の表示を改善しました。
・共有集約によって作成されたプロパティは「parts」区画に表示するようになりました。★
・プロパティのredefineおよびsubsetを表示するようになりました。
・プロパティのunique, ordered, union, readOnlyを表示するようになりました。
・共有関連および合成関連(集約およびコンポジション)でプロパティが作成される場合に、表示内容を即時に更新するように改善しました。★
・プロパティ要素にderived unionが設定できるようになりました。
・SysML1.3/1.4で、パートプロパティから要求要素へのクイックリンクでsatisfyを引けるように追加しました。
・SysMLアドインで、配置した直後に名前を変更しても表示上反映されない問題を修正しました。
・SysMLアドインで、導出に関するExcel表の出力で、同じ要求のセルを結合する処理を追加しました。
・SysMLアドインで、ポートがロックされている場合でも、型の表示だけは変更可能に改善しました。
・SysMLアドインで、ロックされている要素の場合は、鍵マークのアイコンを出すように改善しました。
○API・アドイン
・HKEY_CURRENT_USERの最上位に値が入っているとアドインの設定が読み込まれない問題を修正しました。★
・JavaのAPIの情報を更新しました。
・PFDアドインで、名前をきちんと設定していない場合に、複数文書の作成などが実行できる問題を修正しました。
・インストール時に、シーケンス図の非互換チェックのアドインを選択し利用可能に変更しました。
・FTAアドインで、要素の線の太さを変えられるようにしました。
○その他の変更
・リポジトリとしてMariaDBが利用できるようになりました。★
・ドキュメント生成機能で、新しい変数ReportFilenameShortが利用できるようになりました。
・パッケージに対して、ガントチャートと一覧表示を切り替えるためのコンテキストメニューを追加しました。
・データベースビルダーで、表示内容の更新機能を追加しました。
・テストポイントが定義されているモデルのXMI出力の処理速度を改善しました。
・XMIの読み込み時に、要素のディスカッションの情報が削除される場合がある問題を修正しました。
・IBM Rational Software Architectで出力されたXMI 2.4.1ファイルの読み込み処理を改善しました。
・WebEA利用時のための、ダイアグラムの画像のキャッシュ機能を改善しました。
・プロジェクトオプションに、指定したビルド未満では開くことができないようにする設定を追加しました。
・付属ドキュメントのエディタで、OLEオブジェクトの配置時に不要なメッセージが表示される問題を修正しました。
・SQL ServerをDBMSリポジトリに利用している場合で、画像の扱いを改善しました。
・画像を扱うユーザーは、t_imageテーブルに対してALTER TABLEの権限が必要です。
・Joomla!への出力機能で、MySQLの設定がXAMPPの既定値と異なる場合でも正しく処理できるように改善しました。
・「要素の種類ごとに色を変える」オプションが無効の場合の要素の既定色の扱いを改善しました。
・シーケンス図で、メッセージより前にノートリンクを作成した場合の動作を改善しました。
・クラウドサーバ利用時に、ループノードや条件ノード内にアクションを配置した場合にエラーが発生する問題を修正しました。
・リボン「生成・出力」を「生成・入出力」に変更しました。
・DFDアドインのディクショナリ機能を強化し、サブウィンドウとして表示可能になりました。また、定義した用語の並び替えが可能になりました。★
Enterprise Architect : Enterprise Architect バージョン13.5 リリースのお知らせ