独自のモデルの定義と利用
ユーザー様が公開された以下の内容をお借りして、Enterprise Architectの
機能を紹介します。(別件で情報を探している際に偶然見つけました。)
https://water2litter.net/gin/?p=1471
このページでは、UMLプロファイルを作成する方法を、画面のキャプチャを
含めて詳細に説明しています。作成の手順では困ることはないと思います。
ただ、この流れを通して独自のプロファイルを作成してみても、どのような
メリットがあるのかわからないかもしれません。
そこで、この記事中で「このステレオタイプ要素に拡張する内容を書き込みます。」と
ありますが、具体的に以下の操作をしてみましょう。
「ステレオタイプ」要素を選択してF9キーを押して属性のプロパティ画面を
出して、「id」「name」「valid」の3つの属性を追加。「valid」の属性の
型を「bool」に設定する。
その後、このBlogの記事の通りの作業を進め、図に独自定義の要素を配置した後に
ダブルクリックしてプロパティ画面を出してください。プロパティ画面の右側の
領域にタブが増え、「id」「name」「valid」の3つの値を指定できます。特に、
「valid」はtrue/falseの選択型になっています。
このように、自分たちが使う属性を持たせることや、その属性の値を限定したり
既定値を持たせたりすることができます。(true/falseだけでなく、独自の選択肢を
定義して選択させることができます。)
こうして追加した「タグ付き値」をWordのドキュメントに出力することもできますので
独自の属性を定義し、設定を支援し、設定した内容を出力することができます。
ここまで試してみると、「これは便利そうかも」と思う方もいらっしゃるかと思います。
ぜひお試しください!