編集前の状態を取っておく
「編集前の状態を取っておく」小技を紹介します。
(この機能はプロフェッショナル版では使えません)
既存のモデルの内容を変更する場合に、変更前の状態を「ちょっと取っておく」
(元に戻せるようにしておく)ことをしたいことはあるのではないでしょうか?
プロジェクトファイルを利用している場合には、ファイルをコピーしておくことで
モデルの変更前の状態に戻すことができます。別の方法として、「ベースライン機能」を
利用することで、変更前の内容をスナップショットとして保持することができます。
この機能はパッケージ単位で利用する機能です。ダイアグラム(図)を変更する場合には
そのダイアグラムや配置されている要素が含まれるパッケージを対象にしてください。
対象のパッケージをモデルブラウザで選択した状態で、「モデル」リボン内の
「パッケージ」パネル内にある「操作」ボタンを押し、「ベースラインの管理」を
選択してください。「ベースラインの管理」画面が表示されますので
「新規ベースライン」ボタンを押すことで、現在の内容をスナップショットとして
プロジェクト内に保持することができます。
モデルの変更後は、この画面の「差分の表示」ボタンで変更前との差分を確認したり
マージする、つまり変更前の状態に戻すこともできます。また、「ベースラインに戻す」
ボタンで、変更前の状態に戻すこともできます。
(差分の比較とマージについては、PDFドキュメント「差分比較とマージ 機能ガイド」を
ご覧ください。)
不要になったベースラインは削除してください。ただし、プロジェクトファイルの
場合には、ベースラインを削除してもファイルサイズは小さくなりません。
「プロジェクトの圧縮」機能を利用してください。
ぜひお試しください!