印刷対象の要素の指定


印刷対象の要素の指定機能を紹介します。


ダイアグラム内の要素を右クリックすると表示されるメニューで
「振る舞い」→「印刷対象」という設定項目があります。
今回は、この設定の動作を紹介します。

設定項目の名前で推測がつくかもしれませんが、この「印刷対象」のメニュー項目を
選択して、メニューの項目名のチェックを外す、つまり印刷対象外に
指定すると、ダイアグラムの印刷を実行したときに、その要素は印刷されません。
(ダイアグラムをPDFで出力するのも印刷と同じ扱いですので
この設定が反映されます。)

設計時のメモ書きなど、成果物には出したくない場合に便利な設定です。
おそらく、多くの場合にはノート要素に設定することが多いのではないかと思います。


なお、設定を変更してもダイアグラム内での表示には変化はありません。
「印刷対象」かどうかにより表示を変えたい場合には、ダイアグラムフィルタの機能を
使うと便利です。
(ダイアグラムフィルタの機能は「Enterprise Architect 続・入門セミナー」で
紹介しています。)


Wordのドキュメント生成時は、オプションで「印刷対象の要素のみ出力」
という項目があります。(既定値=ON(有効))
この設定により、ドキュメント生成時の画像についても、出力するかどうかを
変えることができます。