サブジェクト(境界)の変形
サブジェクト(境界)の変形機能を紹介します。
サブジェクト要素は、境界要素とも呼ばれ、主にユースケース図において
対象のシステムの範囲を明示するために利用されます。
この要素は単なる四角形なので、ユースケース図以外でも、範囲や枠を
示す図形として活用されることが多いです。
Enterprise Architectでは、このサブジェクト要素は単なる四角形ではなく、
角が90度であれば、凹や凸のような形に変形することができました。
バージョン14.0でさらに機能が拡張され、☆のような、角が
90度ではない図形にすることもできます。
ツールボックスの「共通」グループからサブジェクト要素を図に配置し
その要素を選択してください。そして、サブジェクト要素をダブルクリックして
プロパティ画面を開いてください。
「輪郭線」の選択肢で「ユーザー定義 - 自由形式」を選択すると、☆のような
図形の作成が可能になります。「ユーザー定義 - 直交線」を選択すると
凹や凸のような角が90度の図形を作成できます。
いずれの場合も、図形の形を変えるためには、対象のサブジェクトを選択した状態で
対象となる辺の上にマウスカーソルを乗せてください。その辺の両端のハンドル
(位置を変えるための四角形)の色が、白から緑に変わるのが目印です。
この状況でCtrl+クリックすると、その辺にハンドルを追加することができます。
ハンドルをドラッグすることで、形を変えることができます。
クラス図などさまざまな図で、要素のグルーピングなどの表記に役立ちます。
ぜひご活用ください!