プロパティの一括移動に関して

サポート宛にいただきましたご質問の要約です。

○ご質問
プロパティが他の要素を親として持つときに、内部ブロック図に配置されたプロパティをAlt+ドラッグの一括移動で選択できません。

現在は避難用のパッケージを作成してその直下に一時的にプロパティを移動させることで事象を回避しています。
内部ブロック図は親ブロック直下のまま、パートプロパティのみ避難用のパッケージに移して作業をしておりまして、その後親ブロックにパートを追加したので「付属情報の同期」コマンドを実行したところ、別パッケージに存在していたプロパティが全て親ブロックの下に移動したうえでパートプロパティの子供となっていたポート・ポート間の接続などがプロパティから外れてibdが作り直しになるという事象がありました。
（モデルの変更なのでCtrl＋Z不可）
そのため、付属情報の同期をする際は避難していたパートプロパティをブロック直下に戻してから実行することが必要になってます。

ブロックの内部ブロック図を作成するときなどに不都合なのですが、何か適切な回避方法は無いでしょうか。


○回答
弊社環境でも、下記URLの「現在のEAの想定」の操作の Block1 の内部ブロック図において、:Block2 のプロパティも Alt+ドラッグの対象にならないことを確認致しました。

◇3階層以上の階層構造をもつ内部ブロック図の作成方法
https://www.sparxsystems.jp/forum/modules/xhnewbb/viewtopic.php?topic_id=7769

現在のEAのSysMLでは、プロパティをモデルブラウザ上で移動するのは想定外の状況になります。これは、上記URLの状況で「モデルブラウザ上の操作ではなく」別の操作で作成するのとも関係しております。

したがいまして、ご確認いただいている回避方法の、モデルブラウザ上の移動は、適切な回避方法ではなく、現在のEAでは該当状況でのALT+ドラッグの適切な回避方法はありません。

ご迷惑をおかけし申し訳ありません。この動作はEA本体のバグと推測されますので、開発元に連絡するように致します。
引き続きご迷惑をおかけし申し訳ございません。EA本体の修正までお待ちいただけますようお願いいたします。

この度は貴重なご指摘ありがとうございます。