要素の親クラスを設定

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要素の親クラスを設定

1つの要素が1つ以上の他の要素によって汎化される場合、それらの他の要素は親要素と呼ばれます。親クラスとインターフェースの指定ダイアログを利用することで、指定した要素の親や要素が実現(実装)するインターフェースを指定することができます。親要素は必ずしもモデルに存在している必要はなく、後から作成する予定の要素を名前として指定することもできます。また、このダイアログを使って既存の親子関係を削除することもできます。

 

 

利用手順:  

リボン

モデル > 要素 > 操作 > 親クラスとインターフェースの指定

コンテキストメニュー

要素をダイアグラム内で右クリック | 追加設定 | 親クラスとインターフェースの指定

キーボード

Ctrl + I

 

 

要素の親の設定:

項目

説明

種類

ドロップダウンリストから、設定する関係の種類(実装あるいは汎化)を選択します。

 

クラス名の選択ボタンを利用して、親要素またはインターフェース要素を選択すると、この種類に応じて実際に接続を作成しますので、最初に関係の種類を選択する必要があります。

クラス名

いかのいずれかで設定します。

  • 親クラスあるいはインターフェース要素の名前を直接入力します。
  • 選択ボタンを押し、モデル内の親クラス要素はインターフェース要素を指定します。選択後、すぐに設定した種類に応じた接続が要素間に作成されます。

(参考:分類子や型などの指定)

モデルにない分類子を許可

この項目にチェックを入れると、クラス名の指定でモデルに存在しない要素の名前を入力できます。

追加

「選択」ボタンを押さずに要素を指定した場合、このボタンを押したタイミングで要素間に接続を追加します。

以下の点に注意してください。

  • 「モデルにない分類しを許可」にチェックを入れず、直接入力した名前の要素がモデル内に存在しない場合にはエラーになります。
  • 同名の要素が複数ある場合には、クラスの曖昧さの解決ダイアログが表示されますので、対象の要素を指定してください。ダイアログには、要素が含まれるパッケージ名も表示されます。

削除

一覧で選択した関係が不要の場合、このボタンを押すと関係を削除します。

 

 

要素の親を設定する手順は次の通りです。

#

操作方法

1

ダイアグラムの汎化可能な要素を選択します。

2

以下のいずれかの操作を実行します。

  • 「モデル」リボン内の「要素」パネルにある「操作」ボタンを押し、 「親クラスとインターフェースの指定」 の項目を選択します。
  • [Ctrl + I] を押す
  • 対象の要素を右クリックし、追加設定 | 親クラスとインターフェースの指定 を選択する

3

親クラスとインターフェースの指定ダイアログが表示されます。

4

ドロップリストから、関係の種類(汎化か実装か)を指定します。

5

親あるいはインターフェースを選択するには直接名前を入力するか、あるいは、選択ボタンを利用して、現在のモデル内の要素を指定します。

6

指定した関係が追加されます。

7

一覧から関係を選択して削除ボタンを押すことで、指定された関係を削除します。

 

親要素の名前が要素に表示されるようになると、その項目を選択して次のような操作をすることもできます。

#

操作方法

1

対象の要素を選択します。

2

さらに、親要素の名前をクリックし、親要素の名前を指定します。

3

右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。このメニューからは、次の操作が可能です。

  1. 親クラスとインターフェースの指定ダイアログを表示し、設定内容を変更します。
  2. 親要素のプロパティダイアログを表示します。
  3. 親要素の、モデルブラウザ内の位置を表示します。
  4. 親要素が利用されているダイアグラムを表示します。

 

親要素がモデル内に存在しない場合には、メニューからは親クラスとインターフェースの指定ダイアログの表示のみが選択できます。

 

注意:

  • 通常はモデル内の要素を選択しますが、後で作成する場合や別途定義される既存フレームワークのクラスなど、モデル内に存在しない要素を指定することも可能です。その場合には、「モデルにない分類子を許可」のチェックボックスにチェックを入れてください。
  • 同じダイアグラム内に親要素がない場合には、子要素の右上の角に親クラスの名前が表示されます。実装するインターフェースの場合も同様です。

 

 

 

参照: