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変数の値を保存しておくことで、ある特定のタイミングでのオブジェクトの内容を参照・比較できます。
変数の値は、ブレークポイントでプログラムの実行が停止しているときに取得できます。デバッガは、対象の変数の値と、メンバ変数の値を内部でコピーします。デバッグ情報が見つかる限り、関連する情報をすべて取得します。
一般的な保存機能の利用手順は次の通りです。
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操作方法 |
1 |
ブレークポイントを2つ設定します。多くの場合、開始のブレークポイントは関数の最初に、もう一つは最後に配置します。 |
2 |
最初のブレークポイントに停止した際に、対象の変数をローカル変数サブウィンドウで選択し、「変数の内容を保存」の項目をコンテキストメニューから選択します。 |
3 |
デバッグを継続します。 |
4 |
もう1つのブレークポイントに停止した際に、「変数の内容を保存した内容と比較」を選択してください。 下の例は、この機能を利用して値の違いを確認した例です。 |
注意: |
この機能は、変数の値をアドレスを元に比較します。異なるスレッドで、異なるインスタンスの同名の変数を比較できません。 |
変数の内容をファイルに保存する
変数の状態をファイルに保存する場合には、右クリックすると表示されるメニューから保存できます。
以下の内容は、保存したファイルの内容の抜粋です。