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広範囲をサポートする実用的な設計ツール

Enterprise Architectのコンセプトは、「広範囲をサポートする実用的な設計ツール」です。業務システム・Webアプリケーション・組込みなどのさまざまな設計開発に対して、さまざまな対象の人が設計開発全体を通して利用できる設計ツールです。UMLやSysMLだけでなく、BPMNやDFDなどさまざまな記法に対応しています。さらに、数多くの実用的な機能と、それぞれの人が望むようにカスタマイズできる拡張性を、現実的な価格で提供しています。

効率的なモデリング

Enterprise Architectでは、簡単な操作でUMLやSysMLのモデルを作成できます。独自の「クイックリンク」機能で、要素や関係(要素間の接続)を簡単に作成・配置できます。ショートカットキー・コンテキスト(右クリック)メニュー・ツールバーなどを活用することで、さらに効率的に作業を行えます。

さらに、Windows標準の操作方法を多く取り入れています。例えば、要素の名前を変更するには、要素を選択してF2キーを押すことで変更できます。要素を選択してCtrl+Cでコピーし、別のダイアグラム・WordやExcelなどにCtrl+Vで貼り付けられます。

使い方に応じて画面構成は自由にカスタマイズできます。

モデリングに関する追加の情報(ドキュメント・動画デモ)はこちらのページをご覧下さい

ドキュメントの生成

Enterprise Architectには、強力なドキュメントの生成機能があります。ドキュメントの生成機能では、モデルの「どの内容を」「どこに」「どの書式で」ドキュメント化するかをテンプレートとして定義し、DOCX・PDF・RTFの形式で独自のドキュメントを生成できます。

HTML形式のドキュメントは、社内(組織内)での情報共有を想定した機能です。ブラウザ内にはモデルの構成ツリーでダイアグラムや要素を簡単に選択できます。また、表示されるダイアグラムの画像にある要素をクリックすると、対象の要素の詳細情報を表示できます。関係する要素のページにもリンクで簡単に移動できます。

ドキュメントの出力機能に関する情報は、こちらのページもご覧ください。

モデルの追跡(トレーサビリティ)

Enterprise Architectには、要求からソースコードと結びつくクラスまでの関係を管理し、影響範囲の追跡を行う際に役立つ機能を搭載しています。

一例として「関係マトリックス」を利用すると、簡単に要素間の関係を把握・設定できます。マトリックスの内容は、画像やCSVファイルとして出力できます。また、「トレーサビリティサブウインドウ」を利用すると、階層形式のビューで、特定の要素に関係する(影響を与える)要素を確認できます。

トレーサビリティに関する情報は、こちらのページもご覧ください。

チーム開発を支援する機能

Enterprise Architectは、当初よりモデルの共有やチーム開発を前提として開発されました。

Enterprise Architectでは、チームでの設計開発に対応するさまざまな機能を提供しています。例えば、プロジェクトファイルをネットワークドライブに配置するだけでモデルの共有ができます。それぞれの利用者は自分のマシンからプロジェクトファイルをダブルクリックするだけです。Subversionなどを利用したバージョン管理機能も利用できます。

コーポレート版以上のエディションでは、「アクセス権」「排他制御」「監査」「ベースラインの作成と差分比較」「モデルのマージ」「スクリプト」など、さらに便利な機能も利用可能になります。これらの機能を状況に応じて活用することで、大規模での設計開発を効率的に行えます。(右の画像は差分比較・マージの画面です。)

チームでの設計開発に関する情報は、こちらのページもご覧ください。

SysMLへの対応

Enterprise Architectは、SysML 1.5にも対応する設計ツールです。SysML 1.5を利用するためには、コーポレート版以上のエディションが必要です。

これらの環境では、SysML 1.5に準拠した9つのダイアグラムのモデリングが可能です。クイックリンク機能で、効率的にモデリングできます。

さらに、作成したパラメトリック図の内容に対して実際にパラメータを与えてシミュレーションを行い、グラフやCSVの形式で結果を確認・活用できます。ユニファイド版およびアルティメット版では、OpenModelicaやSimulinkと連携させる高度なシミュレーション機能も利用できます。

ビジネスモデリングへの対応

Enterprise Architectでは、BPMN (Business Process Modeling Notation) 2.0を利用して業務フローを分析・定義できる設計ツールです。ユニファイド版およびアルティメット版では、BPMNモデルからBPELを生成したり、モデルにコストや工数を与えてシミュレーション(BPSim)を実施したりできます。

さらに、Zachman FrameworkUPDM (DoDAF・MODAF)TOGAF 9.1に対応したモデリングを支援するモデルテンプレートも利用できます。

API・アドインによる拡張

Enterprise Architectの重要な特徴の一つとして、APIとアドイン機能を活用した独自の拡張が行える点が挙げられます。Enterprise Architectは基本機能としても数多くの機能を提供していますが、ソフトウェアの設計開発におけるプロセスは、それぞれの部署や組織ごとに異なるものです。こうした異なるやり方にツールを対応させる方法として、APIとアドインによる機能拡張は必須です。

APIはActiveX COMの形式ですので、C#やVB.NETなどで利用できます。その他、JavaのAPIも提供しています。アドインはActiveX DLLとして作成し、Enterprise Architectが起動時に読み込んで利用する形になります。なお、アドインの作成については、「アドイン作成セミナー」の資料や動画デモなどの情報を用意しています。

製品サポートの一環として数多くのアドインが利用できます。これらのアドインを利用して、アドインの価値を体感して下さい。

世界中における豊富な利用実績

Enterprise Architectは、全世界での累計で100万人以上が利用する設計ツールです。Enterprise Architectの開発元であるSparx Systemsは、OMGの最上位の会員種別であるContributing Membersとして活動しています。Enterprise Architectは、UMLだけでなくBPMNやSysMLなどOMGが定義するさまざまな記法・仕様に対応しています。

また、ISOやIECのようなさまざまな国際的な仕様を検討・定義するさまざまな団体において、標準モデリングツールとして採用されています。この具体的な実績のいくつかはこちらのページをご覧下さい。これらの団体が定義する仕様のモデルはEnterprise Architectのプロジェクトファイル形式で公開されているものも多く、これらの仕様を取り込んだ設計を効率的に行えます。

広範囲のサポート

Enterprise Architectのサポートは、電子メールによる直接のサポートのほかに、PDFドキュメント動画デモ追加のアドインの提供・無料セミナーなど、多岐にわたります。

設計ツールを導入する際には、設計ツールを効率的に利用できるようになるまでの導入支援が重要です。Enterprise Architectは単なる「絵を描くための作図ツール」ではありません。幅広い設計開発に対応するため、とても多くの機能があります。そのため、最初の段階で「とっつきにくさ」があることも事実です。この欠点に対応するため、Enterprise Architectの場合には、初めて利用する方を対象にしたドキュメント「ゼロからはじめるEnterprise Architect」や、基本操作を学ぶことのできる「Enterprise Architect入門セミナー」を開催しています。いずれも無料です。

そのほかにも、セミナーとしてさまざまな情報を発信しています。いくつかの内容については、7名様以上のご参加がある場合には、オンサイトやオンラインで無料個別セミナーを開催できます。

多くの方が支持する設計ツール

Enterprise Architectを購入した人へのアンケートで、「Enterprise Architectを他の人に勧めたいと思いますか?」と質問したところ、82.7%の方が「他の人に勧めたい」と回答しました(620名中510名)。購入した人の満足度が高いこともEnterprise Architectの魅力です。

客観的な調査では、日経SYSTEMS誌 2009年6月号に掲載された「開発支援ツール徹底調査 2009」の「分析/設計ツール」部門にて、Enterprise Architectが総合満足度1位に選ばれました。同じく日経SYSTEMS誌の2012年6月号に掲載された「開発支援ツール徹底調査 2012」では、実際の利用経験がある方が最も満足度が高い設計ツールとして選んだ割合が、全体の1位(約70%)でした。
(詳細は、「開発支援ツール徹底調査 2012」の「(3)どのツールがいいのか EAは利用者の7割がNo.1と回答」の章をご覧下さい。)

そのほか、海外で著名な賞である「SD Times 100」「Jolt Award」などの受賞歴も数多くあります。2017年にGartner社が実施した調査「Gartner Peer Insights for Enterprise Architecture 2017」では「Customer Choice Silver Standard」を受賞しました。

Enterprise Architectは、2022年4月末までの累計で、日本で約7万人・全世界合計では100万人以上が利用しています。

日本のユーザーの意見も数多く反映

Enterprise Architectはオーストラリアで開発しています。海外製のソフトウェアといえば、サポートの質が低く日本のユーザーの要望や依頼が反映されにくいという印象があるかもしれません。

Enterprise Architectには日本のユーザーからの要望が数多く反映されています。具体的な一例として、「UNICODE対応」「要素や接続の別名」「状態遷移表」「C言語対応」「フォントの変更」「色の変更」「ドキュメント生成の強化」「作図時のさまざまな支援機能・表示」などが製品に反映されました。欧米での最新の技術(MDA変換やSysMLなど)と日本からのさまざまな機能強化要望がともに製品に反映され、強力な設計ツールになりました。今後も、さまざまな要望を取り入れていきます。