安全コンセプト記述言語(SCDL)の利用について
安全コンセプト記述言語(SCDL)とは?
安全コンセプト記述言語(Safety Concept Description Language:SCDL)は、安全コンセプト記法 研究会(SCN-SG)が提唱する記法で、ISO 26262が要求する、機能安全コンセプト・技術安全コンセプト・ハードウェア/ソフトウェア安全アーキテクチャを効率的・効果的に検討・作成・説明・レビュー・共有することを目的としたものです。詳細は、安全コンセプト記法 研究会(SCN-SG) ウェブサイトをご覧ください。
「SCDLアドイン」をインストールすると、この安全コンセプト記述言語に基づく表記をEnterprise Architectで利用できるようになります。なお、このアドインはスパークスシステムズ ジャパンが独自に企画・作成しているものです。
SCDLアドインの利用条件
- Enterprise Architectのすべてのエディションで利用できます。
- バージョン16.0以降で利用できます。プロジェクトの形式はQEA/QEAXファイルのみ対応しています。
- Excel出力機能を利用する場合には、Excel 2007以降が必要です。
主な機能
SCDLアドインの主な機能は次の通りです。
- 図の作成
- 要求定義図
- エレメント構造図
- (安全)要求構造図
- (安全)要求配置図
- (安全)コンセプト図
- 複数の(安全)要求配置図を選択して合成可能
- SCDL図(図の目的・用途を限定せずSCDLで定義された図形で作図するための図)
- エレメント構造図と(安全)要求構造図を選択して生成可能
- 図の作成に役立つ機能
- 要求要素やエレメント要素を配置し、関係を定義
- クイックリンク機能を利用した、効率的な作成
- 要素の種類ごとのプロパティダイアログ
- 要求グループ間でのASILデコンポジション
- 要求のASILを自動的にエレメントに割り付け (セレクトハイルールの適用)
- 要求の前後関係や制約条件に関係する要求を視覚化するレビュー支援機能
- 定義した内容を、Excel形式で出力
- 要求定義図・エレメント構造図の自動レイアウト
- 要求のIDを自動的に設定
それぞれの機能の詳細は、利用ガイド(PDFドキュメント)をご覧下さい。
SCDLアドインの利用方法
SCDLアドインを利用する場合には、以下のリンクからアドインのファイルをダウンロードしインストールして下さい。インストール方法はこちらをご覧下さい。SCDLアドインは無料で利用できます。
安全コンセプト記述言語(SCDL) アドイン 日本語版: addin_SCDL.zip
Microsoft Edgeブラウザをご利用の方へ
アドインのZIPファイルをダウンロードすると、Microsoft Defender SmartScreen機能によりダウンロードができない(ように見える)場合があります。この場合には、こちらのページに記載の手順で回避をお願いします。