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利用目的
コールグラフの機能は、対象のプログラムの動作が遅い場合に、内部でどのような振る舞い(処理)をしているのかを簡単に把握する場合に便利です。
操作
プロファイラ機能は、定期的に対象プログラムと通信を行いデータを取得します。この通信の間隔はツールバーから指定できます。実際に取得する内容は、実行中のコールスタックの情報です。プロファイラを利用するためには、対象のプログラムを実際に動作させるか、動作中のプログラムにアタッチします。データの取得は、必要に応じてON/OFFを動的に切り替えられます。また、プロファイルを開始する際に自動的にデータ取得も開始するように設定できます。必要に応じて、取得したデータを削除できます。
結果
プロファイラで取得したデータはいつでもレポートとして表示できます。ただし、レポートの表示機能はデータの取得中には実行できません。必要に応じてプロファイラを実行して必要な期間のデータを取得し、取得後にレポートとして表示できます。レポートとして表示する際には、プロファイラの機能を一時停止するか、プロファイラの動作を終了させる必要があります。
結果はレポートとして階層的な表形式で表示されます。レポートはコールグラフと関数概要の2つで構成されます。レポートとして表示した内容は必要に応じてファイルに保存したり、成果物要素としてモデル内に保持したり、チームライブラリの項目として保存したりできます。
結果はレポートビューに表示されます。レポートは、コールグラフ、概要レポート(関数ごとの概要)・ヒット分析の3つのタブが最初に表示されます。レポートは、ファイルに保存したり、成果物要素としてモデルに保存したり、モデルライブラリに掲載できます。
コールグラフタブ
概要レポートタブ
ヒット分析タブ
ヒット分析タブにはいくつかの列があります。
特定の関数のヒット数は、サンプリングしたときのスタックフレームの深さに応じて集計されます。
User32などのWindows System DLLや、デバッグ情報のないDLLなど、関数名が利用できない場合は、代わりにモジュール名が表示されます。