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スタックプロファイラは、ソースコードに設置されたマーカーについて、そのマーカーの位置に処理が到達するたびにスタックトレースの情報を取得します。アプリケーションを実行しマーカーを配置した位置がさまざまな処理から呼ばれる場合には、特定の処理についての状況や利用パターンなどを把握できます。
スタックプロファイルのレポートはメモリプロファイルのレポートと同様に、スタックの逆順に表示されます。つまり、レポートの最上位は常に1つのみで、マーカーが配置されていた箇所になります。ツリーは、その位置からスタックを逆順にたどった内容が表示されます。どこからマーカーの処理が呼ばれたかを把握できます。
機能
スタックプロファイルモードを利用することでプログラムの実行中に呼ばれるかどうかを表示するレポートを生成できます。特定の部分が、他の部分に依存するかどうか、依存する場合の利用頻度の把握に役立ちます。
操作
プロファイラのモードは、プロファイラのウィンドウのツールバーから変更できます。プロファイルポイントが定義されている場合には、その定義場所がソースコード内で表示されます。なお、プロファイルポイントとは、スタックトレースを取る基準となる場所です。プロファイルポイントを設定したら、対象のプログラムをビルドして最新の状態にしてからプロファイラを実行します。実行中に検知した内容が表示されます。
結果
結果は、プロファイラサブウィンドウ内のツールバーのレポートボタンを押すと表示されます。レポートボタンは、以下のいずれかの状況になる通すことができるようになります。
# |
操作 |
1 |
プロファイル情報の取得を一時停止 |
2 |
プロファイル情報の取得を終了 |
結果は画面で表示され、頻度が数値で表示されます。表示されるレポートはファイルやモデル内に保存できます。