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Microsoft Platform SDKを利用しているアプリケーションの場合には、アプリケーションをビルドしたときにデバッグシンボルの情報がPDBファイルに格納されます。
Windows Nativeアプリケーションに対してデバッグする場合には、EAのデバッグ機能が利用するAPIでは、これらのシンボルの情報を利用して、解釈可能な情報がEAに返されます。
このシンボルファイルの内容が最新の情報に一致しなくなり、その結果デバッグが正常に行われないことが少なからずあります。その結果、デバッガは実際に実行されている行と異なる行をハイライトし、ブレークポイントがある行と異なる行で停止してしまう場合もあります。デバッグの実行前には、ビルドを実行してこうした状況を回避するようにしてください。
デバッガは、WindowsのAPIを利用して、バイナリ内のデバッグしようとしている箇所と実際のソースコードを一致させます。この処理には、WindowsのAPIの内部でPDBファイルの情報を利用しています。
システムのDLL (kernel32, mfc90ud ...)などデバッグのシンボル情報がないファイルに対しては、コールスタック情報で、モジュール名とアドレスのみが記録されます。
このような場合に、追加のパスをAPIに渡すことで、シンボル情報を正しく参照するように設定できます。この設定を行うには、プログラムの動作解析の設定を変更します。なお、Windows Native環境のデバッグのみ設定できます。
シンボルへのパスの情報は、セミコロンで区切った文字列をシンボルの検索パスの欄に記入します。この欄はデバッググループにあります。