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以下の図は、OWLとRDFのクラスとowlIndividuals、rdfsSubClassOfとrdfsSubPropertyOfなどのクラスと関係の使用例を示したものです。
OWL定義図の例
OWLの基本的なステートメントやトリプルを示すOWL定義図の例です。
RDFに基づき、ODMはエンティティ関係に相当する要素トリプルを使用します。Entity-Attribute-Valueではなく、Subject-Predicate-Objectを使用します。主語とオブジェクトはOWLClassで定義され、述語はobjectPropertyで定義されます。
以下の例では、OWLクラスでモデル化されたAnimalは、Has Fatherというプロパティがオブジェクトプロパティとしてモデル化され、Maleは別のOWLクラスでモデル化されています。
OWLファクト図の例
OWLファクト図は、OWLのファクト(事実)を表すために利用します。
ファクトモデルは、クラスのインスタンスである特定のオブジェクトに関する特定のファクトを定義するために使用されます。このダイアグラムでは、例えば、特定のクラスに基づいて定義された多数の個人を示します。Timは男性で、Leanneは女性です。
このモデルは、他の2つの個人に関する事実を示すために拡張され、WomanのインスタンスであるPauleneについて、両親との関係に関する事実を示しています。具体的には、Pauleneには、男親であるTimと女親であるLeanneがいることを示します。 もう一人の個人Benjaminには、Timという男親とJaneという女親がいることを示します。
RDF定義図の例:
以下は、連絡先の場所を記述するRDFダイアグラムの例です。AddressというrdfPropertyにrdfsDomainを接続し、poastalCode、street、city、countryなど、住所を完全に記述する多数の詳細なrdfPropertyを定義しています。
OWL制約の利用
OWL制約は、SQLのWhere節のような、制限された集合を定義するために使用されます。onPropertyタグと、allValuesFromやsomeValuesFromのような値拘束を使用してルールを定義します。Restriction要素は、通常、subClassOfなどの他のOWLの関係の1つと組み合わせて使用されます。例えば、ピザのトッピングをテーマにした「Artichoke Topping Class」の場合は以下の通りです。
<rdfs:subClassOf>
<owl:Restriction>
<owl:onProperty rdf:resource="#hasSpiciness"/>
<owl:someValuesFrom rdf:resource="#Mild"/>
</owl:Restriction>
</rdfs:subClassOf>
これは、英語の自然言語文「An artichoke topping is a vegetable topping with hasSpiciness property mild」と同等になります。
参照: