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Enterprise Architectは単なるモデリングツールではなく、ビジネスモデル・技術モデル・エンジニアリングモデルを保持するデータベースのような位置づけでもあります。Enterprise Architectは、保持するモデルに対して、シミュレーションによってモデルを動作させその結果を見ることができる機能や、モデルをプログラムで操作・変換する機能、構築されたアプリケーションを分析する機能も搭載しています。
シミュレーション機能は、ビジネス・テクノロジー・エンジニアリングの各モデルに対応しています。ビジネスやテクノロジーの意思決定モデル(DMN)・ビジネスプロセス図(BPMN)・ステートマシン・複雑な物理学や数学の方程式のパラメトリック図などをシミュレーションする機能があります。また、BPSim・Modelica・MATLABなどの専門ツールとの連携により、詳細なシミュレーションを実行し表現力豊かにシミュレーション結果を可視化できます。
シミュレーション対象のモデルは、MDA変換機能・モデル内アドイン・ハイブリッドスクリプト・アドイン・本格的な組み込みアプリケーションまで、さまざまなプログラミング機能を使って操作・装飾・変換できます。
実際のアプリケーションに対する視覚的な実行解析により、コードをモデルと緊密に統合したまま、ソフトウェア開発の構築・デバッグ・記録・プロファイリング・シミュレーションなどを行うことができます。一連のツールは生産性を向上させ、実行中のアプリケーションに関する洞察を得て、コードの問題点を見つけ、最適化の機会を提供します。