関係する要素との結びつけ

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関係する要素との結びつけ

カンバンに関する機能を持つツールは世の中に数多くありますが、Enterprise Architectのカンバンの機能は単なる状況の可視化だけでなく、エンタープライズ・ビジネス・テクノロジーに関するさまざまなルールに従って作業項目を管理するための基盤にもなり得ます。Enterprise Architectのカンバン機能を利用することで、設計開発に関係する情報と同じリポジトリで、作業項目を扱うことができます。分析者・開発者・テスト担当者や他のチームメンバーが同一の要素(ユーザーストーリー・ユーザー機能・バグなど)を利用し、それらの要素と関係する要求や設計要素・ビジネスルールなどとを結びつけて管理できます。

 

 

 

関係する要素と結びつける

Enterprise Architectでは、利用するモデリング言語に応じて要素間にさまざまな関係を定義できます。また、カンバンに配置される要素は、他のダイアグラムにも配置できます。そして、そのダイアグラムに配置されている要素との関係を定義して結びつけることができます。例えば、カンバンに配置されているユーザーストーリー要素をそのストーリーに関係するビジネス要求やステークホルダー要求が配置されていダイアグラムに配置し、結びつけることができます。

 

 

関係する要素を見つける

カンバンに配置されているダイアグラムからは、結びついている要素を探索しその要素が含まれるダイアグラムを表示できます。こうした情報は、トレーサビリティサブウィンドウを利用して把握することが出来ます。他の人が設定した結びつけを追跡し、関係を把握できます。

 

こうした結びつけは、ダイアグラム内で可視化できます。新しい図を作成してカンバンに配置されている要素を配置し、右クリックして「関係する要素の配置」を実行します。この機能により、他の要素との関係を視覚的に把握できます。下の図は、ユーザーストーリー要素と関係する他の要素を自動配置し、視覚化した例です。