SysPhSコンポーネントの利用

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SysPhSコンポーネントの利用

OMG SysPhS仕様では、数多くのSysPhSコンポーネントを定義しています。Enterprise ArchitectのSysPhSパターンが提供するのは、ModelicaとSimulinkの両方に共通する、仕様書で定義されているコンポーネントです。コンポーネントを選択すると、ModelicaとSimulinkの両方に対応した型付けをしたブロックが作成されます。そして、ModelicaとSimulinkのどちらかに設定されたシミュレーションを実行すると、このコンポーネントが指す具体的な要素がそれぞれのツールで作成されます。

 

これらのコンポーネントの一般的なグループ化は以下の通りです。

 

 

ツールボックスから「SysPhSコンポーネント」をダイアグラム内にドロップすると、SysPhSコンポーネントダイアログが表示されます。

 

 

このダイアログでは、まず作成するコンポーネントのカテゴリーを選択し、次に作成するコンポーネントを選択します。いずれも「コンポーネントグループ」または「コンポーネントブロック」のドロップダウンリストから選択します。各選択肢のドロップダウンリストは、OpenModelicaとSimulinkの標準ライブラリから選択されます。例えば、以下のようになります。

 

 

作成される要素はSimulinkとModelicaのステレオタイプを持っているので、どちらのツールに対しても利用できます。各要素には、コンポーネントに定義されたプロパティとポートが、要素の区画内に表示されます。また、プロパティやポートを要素としてダイアグラム上に配置したい場合は、モデルブラウザから要素にドラッグするか、属性・操作と付属要素サブウィンドウを利用します。

 

Enterprise Architectで作成できるすべてのコンポーネントのリストと詳細については、OMG SysPhS 1.0の仕様書をご覧ください。