要求されているトリガの一覧には、シミュレーション中の実行中の状態において、遷移するために必要なトリガが表示されます。これらのトリガを発行すると、遷移が行われます。
利用手順:
要求されているトリガの一覧の概要は以下の通りです。
- 現在の状態で、発行するとすぐに遷移を引き起こすトリガが表示されます。
- マルチスレッドの場合には、それぞれのスレッドで要求されているトリガ(複数のスレッドで同じトリガを要求している場合でも、1つのみ表示されます。発行すると、すべてのスレッドに影響します。)
- トリガをダブルクリックすることで発行できます。(そしてすぐに使用されます。)
- 状態が入れ子になっている場合には、親状態に関連する遷移を引き起こすトリガも表示されます。
- シミュレーションが何らかの理由で停止した場合に、表示内容を更新します。
下の例では、2つのトリガが要求されています。
この例では、以下のような状況のいずれかになっていると考えられます。
- 対象の状態には2つの出力する方向の遷移があり、1つはHoldを、もう1つはPushdownのトリガが遷移するために必要です。いずれかのトリガを発行することで、次の状態に遷移します。
- 2つ(かそれ以上)のスレッド(平行状態)があり、それぞれのスレッドでHoldあるいはPushdownのトリガを待っています。いずれかのトリガを発行すると、片方のスレッドは遷移しますが、もう片方のスレッドは引き続き待機状態になります。
- 子状態が、いずれかのトリガを待っていて、親状態が別のトリガを待っています。
- さらに、上記の3つの状態の組み合わせの可能性もあります。
注意:
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状態が入れ子になっている場合に、トリガの発行で複数の遷移が条件を満たす場合には、内側にある状態間の遷移が優先されます。
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参照: