WINE(Linux)上での利用

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  プログラムの動作解析 > ビルドとデバッグ > 動作解析の設定 > デバッグ > 必要なシステム >

WINE(Linux)上での利用

#

操作方法

1

winecfgを実行します。

2

アプリケーションタブを選択します。Enterprise Architectをインストールしたフォルダを選択し、実行ファイルEA.exeを指定してください。

さらに、VEAディレクトリから以下のファイルも指定してください。

  • SSampler32.exe
  • SSampler64.exe
  • SSProfiler32.exe
  • SSProfiler64.exe

3

それぞれのファイルについて、ライブラリタブを開きます。(native, builtin)の設定で、以下のファイルが指定されていることを確認してください。

  • dbghelp
  • msxml4
  • msxml6

4

対象のアプリケーションのソースコードをボトルにコピーします。コピーする場合のファイルのパスは、コンパイル時と一致していなければなりません。

もし、Windows環境でのソースの位置が C:\Source\SampleApp であれば、Crossoverの環境でも以下のようになっていなければなりません。

C:\Source\SampleApp

5

アプリケーションが利用するDLLをコピーします。

 

 

アクセス権(パーミッション)

Enterprise Architectのインストーラには、いくつかのLinux用プログラムが含まれています。これらは、Wine環境で動作するEnterprise Architectでデバッグ機能を利用するために必要となります。これらのプログラムは、Linux環境において実行権限が必要です。該当するファイルは、Enterprise Architectのインストールディレクトリの "VEA/x86/linux" に含まれます。

 

 

アクセス違反の例外

WINEは直接描画を行い、直接DIBデータにアクセスします。この際に例外が発生する場合があります。プログラムが直接DIBデータにアクセスした場合、デバッグサブウィンドウのツールバーのドロップダウンリストからアクセス違反の例外を処理するか、あるいは無視するかを指定できます。

 

このオプションを選択すると、一般的な(予期しない)アクセス違反をキャッチします。選択しない場合には、アクセス違反を無視します。デバッガが予期しない例外かどうか判断できない場合には、利用者が試行錯誤して判断することが必要になります。

 

ヒント:

  • WINE環境でクラッシュした場合、トレースの内容が適切にならない場合があります。
  • MFCを利用している場合には、デバッグ版のサイドバイサイドアセンブリをC:\window\winsxsディレクトリにコピーしてください。
  • WindowsのパスをWINEに追加する場合には、レジストリを変更する必要があります。:

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment