XSLTエディタとデバッガ

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XSLTエディタとデバッガ

XMLファイルの内容について、XSLスタイルシートを適用して異なるXMLドキュメントに変換できます。この変換については、他のMDA変換とは異なり、変換の内容をモデルで定義します。変換の内容はXML変換図で定義し、定義した内容を実行したり、変換処理をデバッグしたりできます。

 

変換を実行すると、変換元となるXMLファイルと変換ルールとなるXSLスタイルシートはXSLTデバッガのビューに表示されます。変換の進捗状況などの情報はシステム出力サブウィンドウのXSLTタブに表示されます。この変換処理をデバッグする場合には、Enterprise Architectが提供するデバッガの機能を利用できます。この機能には、ブレークポイントやコールスタック・ローカル変数サブウィンドウが含まれます。

 

 

XML変換図の作成

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操作方法

1

モデルブラウザで作成する位置のパッケージを選択し、右クリックメニューの ダイアグラムの追加 を実行します。

2

ダイアグラム・モデルのテンプレートの追加ダイアログにおいて、左側の一覧から「拡張」を選択します。右側の一覧から「XML変換」を選択します。名前を設定後、OKボタンを押して下さい。

作成したダイアグラムが開き、内容が編集できるようになります。

 

 

ツールボックス内の要素

要素

説明

入力

出力

XMLファイル

変換対象となるXMLファイルを指定します。

 

 

XSLT

変換に利用するスタイルシートを示します。

 

 

XSD

必要に応じて、変換後のファイルに対してXMLスキーマに適合しているかどうかチェックできます。モデル内に配置すると、変換後のファイルに対して自動的にチェックを行うことができます。

出力成果物

XMLファイル

 

XML変換

変換の対象や結果・ルールを結びつけるための要素です。変換処理を実行したりデバッグしたりする際の対象の要素になります。

XMLファイル

XSLT

出力成果物

出力成果物

XML変換の結果の出力を定義するための要素です。変換の結果生成される内容を保存するファイルパスを指定します。指定するには、要素をダブルクリックすると表示されるプロパティダイアログの「ファイル」グループで指定します。

XML変換要素と追跡の接続で結びます。

 

 

 

 

ドキュメントの検証を実行する

Enterprise Architectを利用して、変換後のXMLファイルやXSLTスタイルシートに対して、XMLスキーマや文書型定義(Document Type Definition: DTD)に適合しているかどうかの検証を実行できます。

 

評価を実行するには、XSLTデバッガ内で開いたXMLファイルやスタイルシートを右クリックして、XMLの検証を選択して下さい。検証する対象を指定するためのダイアログが表示されます。

 

デバッグ中に見つかった問題については、デバッグサブウィンドウ内に表示されます。

 

問題が見つかった場合には、システム出力サブウィンドウ内のXMLの検証タブに表示されます。エラーが存在する場合には、該当する行をダブルクリックすることで、対象の行にカーソルを移動できます。

 

 

利用しているXSLTのプロセッサ

Enterprise Architectで利用しているXSLプロセッサは、Apache Xalan Project (C++ version 1.11) です。