ビルド

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  プログラムの動作解析 > ビルドとデバッグ > 動作解析の設定 >

ビルド

このページでは、動作解析の設定で利用できるビルドコマンドの設定について説明します。

 

ビルドのページでは、アプリケーションをビルドするためのコマンドを定義できます。定義した内容はリボンなどから呼び出せます。定義では、ローカルパスや環境変数の値を参照できます。

 

 

利用手順:

以下のいずれかの方法で動作解析サブウィンドウを開き、対象となる設定について以下の操作を実行し、その後ビルドタブを開きます。

リボン

  • コード > ソースコード > 動作解析の設定 > 動作解析の設定
  • 動作解析 > ツール > 動作解析の設定 > 動作解析の設定

キーボード

Shift+F12

 

 

利用方法

このグループには現在のパッケージをビルドするための情報を入力します。

ここで定義した内容は、「動作解析」リボン内の「実行」パネルにある ビルドボタンで実行できます。

 

 

ビルド欄

ここでは、ビルドを実行するためのコマンドを定義します。このときの形式は、Windowsのコマンドプロンプトで実行できる形式になります。必要に応じて引数なども入力します。

具体的な内容は利用する言語やコンパイラに依存します。処理が複雑な場合など場合によっては、別途バッチファイルを作成して、Enterprise Architectからはそのバッチファイルを呼び出す方法をとると便利です。

 

例:

Visual Studio:

"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\devenv.com" /Rebuild Debug RentalSystem.sln

 

Enterprise Architectのローカルパスを利用した例:

"%VsCompPath%\devenv.exe" /build Debug Subway.sln

 

Java:

C:\Program Files (x86)\Java\jdk1.6.0_22\bin\javac.exe" -g -cp "%classpath%;." %r*.java

 

Enterprise Architectのローカルパスを利用した例:

"%JAVA%\bin\javac.exe"  -g -cp "%classpath%;." %r*.java

 

コマンド実行方法を「プロセス」にした場合には、 %r の文字列を利用して、ビルド対象のディレクトリを指定できます。

%r は、実行時のディレクトリから、サブディレクトリがある場合には、その内容で%rを置換し、繰り返しコマンドを実行します。

 

 

コマンド実行方法

ドロップダウンリストから、入力した内容の実行方法を指定します。以下のいずれかを選択します。

 

 

 

既定のディレクトリ

コマンドを実行する際のディレクトリを入力、あるいは選択します。

 

 

出力の解析

「出力の解析:」 のコンボボックスでは、出力結果を解析するルールを指定します。

例えば、Java SDKを選択した場合、システム出力サブウィンドウに表示される内容はJava SDKで処理された結果として、それぞれの行を解析できます。

この結果、システム出力サブウィンドウをダブルクリックすると、ソースコードサブウィンドウ内の関連するソースコードの位置にジャンプすることができるようになります。

 

 

リモートホスト

実行するマシンが異なる場合には、マシン名とポート番号を入力します。例: mypc01:7777

この項目を #SYSTEMHOST# に設定した場合には、サテライトサービスの設定で指定したWindowsマシンあるいはLinuxマシンで実行されます。この設定は、「個別のオプション」-「サービス」にあります。

 

 

ビルド後に配置

この項目にチェックを入れると、ビルドが完了した後に配置コマンドで指定されている内容を自動的に実行します。

 

 

完了時にコード分析を更新

この項目にチェックを入れると、ビルドの完了後にコード文政の機能を自動実行します。

 

 

注意:

  • 結果はEnterprise Architectのシステム出力サブウィンドウに表示されます。
  • それぞれの実行ファイルやコンパイラへのパスは、二重引用符で囲む必要がある場合があります。( "path/to/compiler" )
  • このダイアログの設定において、ローカルパス機能で定義されるマクロを利用できます。