ローカルパス

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ローカルパス

いくつかのプロジェクトの開発において、同じEnterprise Architectのプロジェクトに対して開発作業を行う場合があります。そして、このような場合に作業者のマシンにソースコードを保存していることが多くあります。

しかし、このソースコードの保存場所は、別の作業者の保存場所と同じであるとは限りません。このような場合に上手く作業を行うためには、それぞれのEnterprise Architectの利用者がローカルパスダイアログを利用して設定を行います。このダイアログは 「コード」リボン内の「ソースコード」パネルにある「設定」ボタンを押し、「ローカルパス」 を実行します。

 

なお、ソースコードの生成や読み込みだけでなく、要素のファイルタブの情報・バージョン管理・XMIファイルの入出力・ワークフロースクリプト・動作解析の設定の位置指定の際にもローカルパス機能は利用できます。

 

ローカルパス機能を利用するには多少設定が必要になりますが、ソースとモデルを同期しながら開発を行う場合には非常に有用です。また、ローカルパス機能によって得られる効果は設計開発を通じて得ることができます。

 

 

例:

開発者のAさんが、自分の.javaファイルを C:\Java\Source というディレクトリに保存しています。そして、もう一人の開発者のBさんは D:\Source にファイルを保存しています。両方の開発者が同じEnterprise Architectのプロジェクトに対してソースコードの生成と同期を行っています。このEnterprise Architectのプロジェクトファイルはネットワークドライブにあります(あるいは、複製されています)。

 

この例の場合には、Aさんは次のように設定します。

JAVA_SOURCE = "C:\Java\Source"

 

すると、このディレクトリに格納されているソースファイルのパス情報は、以下のような形式で保存されます。

%JAVA_SOURCE%\<xxx.java>

 

Bさんの場合には、次のように設定します。

JAVA_SOURCE ="D:\Source"

 

これにより、Bさんも問題なくソースファイルを利用できます。

%JAVA_SOURCE%\<filename>

 

それぞれの利用者のマシンでは、設定した値が実際のパス情報に展開され、処理されます。

 

 

利用手順:

リボン

コード > ソースコード > 設定 > ローカルパス

 

 

参照: