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BPMNのシミュレーションでは、動作解析の設定で変数を初期化できます。また、利用する変数をプロセスの最初のアクティビティ要素のタグ付き値で初期化できます。いずれの場合でも、シミュレーションの進行に合わせて途中で変数を追加・変更できます。同様に、プロセス内の分岐点(ゲートウェイ)で適用する条件や値を、シーケンスフローの接続のタグ付き値で定義できます。
Win32画面設計要素を使用してシミュレーションプロセスにユーザーインターフェースを含める場合は、値や判断が処理される箇所の前に、アクティビティ要素のタグ付き値にダイアログを表示するスクリプトを追加します。
シミュレーションでは、「sim」あるいは「this」の名前で始まる変数はローカル変数サブウィンドウに表示されます。
利用手順:
以下のいずれかの方法で、プロパティサブウィンドウのタグタブで設定します。
リボン |
ホーム > 画面 > プロパティ > プロパティ |
キーボード |
Ctrl+2 > プロパティサブウィンドウのタグタブ |
変数の初期化
# |
操作方法 |
1 |
ダイアグラム上で、プロセス内の最初のアクティビティ要素を選択します。 |
2 |
プロパティサブウィンドウの「タグ」タブで、taskTypeの「値」フィールドのドロップダウンリストから「スクリプト」を選択します。 |
3 |
'Script'の値として、以下のような初期化するためのJavaScriptのコードを入力します。 sim.loan=true; sim.status="undefined"; |
条件の指定
# |
操作方法 |
1 |
ダイアグラム上で、ゲートウェイ要素から出るシーケンスフローを選択します。 |
2 |
プロパティサブウィンドウの「タグ」タブで、conditionTypeのドロップダウンリストから「Expression」を選択します。 |
3 |
conditionExpressionのタグ付き値の値の欄で「参照」ボタンを押し、タグ付き値のノートダイアログを表示します。このダイアログでJavaScriptのコードを入力します。 sim.status=="Hold" |
4 |
OKボタンをクリックします。入力した内容は、接続のラベルとして表示されます。 |
Win32画面設計要素との連携
# |
操作方法 |
1 |
ダイアグラム上で、画面を表示する場所となるアクティビティ要素を選択します。 |
2 |
プロパティサブウィンドウの「タグ」タブで、taskTypeの「値」フィールドのドロップダウンリストから「スクリプト」を選択します。 |
3 |
'Script'の値として、以下のような初期化するためのJavaScriptのコードを入力します。 dialog.Screen1.Show=True; (上の処理は、名前がScreen1のWin32ダイアログ要素を表示します。ShowをFalseに変更することで、ダイアログを非表示にできます。) |
参照: