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ポート要素は再定義可能であり、また再利用可能な要素です。つまり、属性のように、汎化関係や実現関係にある要素からポートを継承できます。もし、親クラスでポートが定義されている場合には、付属要素サブウィンドウを開いたときに、継承したポートやその所有クラスが確認できます。
設計上必要な場合には、継承したポートを表示できます。この場合には、Enterprise Architectではポートの複製を作成し、ポートを読み込み専用の要素として扱います。この方法は、ポートが親クラスで定義されている場合に、子クラスにおいてポートの相互作用をモデリングする場合に便利でしょう。
また、子クラスにおいてポートを再定義できます。再定義とは、同じ名前を持つが編集可能な複製を作成することです。これは、子クラスにおいてポートに追加の振る舞いや制約がある場合に便利です。付属要素ダイアログでは継承したポートを選択して「再定義」できます。これにより、新しいポート要素が作成され編集できます。このポートは再定義後も親クラスのポートと論理的には関係しています。
下の属性・操作と付属要素サブウィンドウではポートの継承が表示されています。ポート"removableHD"は子クラスPCによって所有されています。ポート"eth0"および"USB"は親クラスである"Computer"クラスが所有しています。"firewire"ポートはPCに追加されたポートです。もしこれらの継承されたポートを表示させると、そのポートは要素として追加され、モデルブラウザで表示されます。
参照: