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シミュレーション内でソルバーを使用すると、数学モデルの動作を含めることができ、必要に応じて状態を問い合わせて、対応するUMLモデルの動作を調整できます。
ソルバーの作成と初期化
ソルバーはシミュレーションの開始時に一度作成するのが最適です。これにより、繰り返しの構築時間の遅延を発生させることなく、シミュレーション全体を通して使用できます。また、必要なモジュールをロードし、関数を定義し、モデルの初期状態を定義するのにも適しています。
状態マシンのシミュレーションでは、初期状態から遷移する効果で初期化するか、最初の状態に再度到達しない場合にはそのentryアクションで初期化するのがお勧めです。
アクティビティ図のシミュレーションでは、アクションの効果に追加する必要があります。
ソルバーモデルの更新
シミュレーション中に数学モデルのパラメータを更新するためには、効果にその内容を記述します。これには、レートの更新やアルゴリズム間の変更などがあります。状態マシンのシミュレーションの場合には以下のようになります。
アクティビティ図のシミュレーションでは、アクションの効果のみが利用できます。
ソルバーモデルへの問い合わせ
遷移のガード条件で、solver.get()を呼び出して判定できます。また、solver.exec() を呼び出して、副作用のない関数を呼び出せます。
参照: