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Proクラウドサーバのインストーラには、Proクラウドサーバのサービスプログラムや管理ツールのほかに、いくつかの関連機能も含まれています。このなかに、Proクラウドサーバと連携するライセンスサーバも含まれています。
これらのファイルは、既定の設定では C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\ にインストールされます。
注意: |
Proクラウドサーバに付属するライセンスサーバは、HTTPSで通信を行います。その通信のために、少なくとも1つのポートについてREQUIRE_SSL=1の設定が有効になっていることが必要です。同時に、HTTPSで通信するための証明書などが必要になります。自己証明の証明書を利用する場合には、追加の設定が必要です。 |
Proクラウドサーバの設定ファイル (SSProCloud.config) にはフローティングライセンスに関連する2つの設定 FLOATLIC_PATH および FLOATLIC_CONFIG を含めることができます。
FLOATLIC_PATH は、管理するライセンスキーを格納するファイルの位置を指定できます。既定値は次の通りです。
%SERVICE_PATH%\sskeys.dat, なお、"%SERVICE_PATH%" は、インストールした位置を示します。 (既定値では 'C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\Service')
FLOATLIC_CONFIG は、ライセンスに関係するグループファイルの位置を示します。既定値は %SERVICE_PATH%\ssflsgroup.config です。
フローティングライセンスのグループの設定ファイル
Proクラウドサーバでライセンスサーバをインストールすると、 ssflsgroup.config という設定ファイルをインストール位置 (C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\Service\ssflsgroup.config) にインストールします。このファイルでは「グループ」を定義し、誰がどのEnterprise Architect(およびアドイン)を利用できるようにするかを指定できます。
グループは、グループ名とID/パスワードの組で構成されます。このIDとパスワードがHTTPSでライセンスサーバに通知されます。
(参考:グループの管理)
設定ファイルは通常複数のグループで構成されます。それぞれのグループの定義の形式は次の通りです。
GROUP
Name=human_resources
UserName={user name}
Password={password}
IsManager=false
ENTITLEMENT
Product=UltimateSuite
Academic=false
Limit=10
END ENTITLEMENT
ENTITLEMENT
: (省略)
END ENTITLEMENT
END GROUP
定義の詳細
グループの定義は GROUP の行で始まり、END GROUP の行までの範囲で指定されます。
項目 |
説明 |
Name |
グループの名称です。 |
UserName |
必須。 グループを識別するためのIDです。 |
Password |
必須。 グループを利用するために必要となるパスワードです。 |
StartDate |
任意。 指定するグループが利用可能となる開始日です。 |
EndDate |
任意。 指定するグループが利用可能な最終日です。 |
Entitlementセクション |
それぞれのグループが利用可能なライセンスを指定できます。 ENTITLEMENT の行からはじまり、 END ENTITLEMENT で終了する行までが1つの定義になります。
それぞれの定義には以下の内容を含めることができます。
製品コードは以下のいずれかとなります。:
(*:スパークスシステムズ ジャパンでの現在の取り扱いがない製品です。) |
IsManager |
任意. このグループのメンバーが、ライセンスキーの管理を行うことができるかどうかを指定します。一般的な利用者のグループではfalseにしてください。 既定値: false |
設定の変更
設定を変更後、Proクラウドサーバを再起動する必要はありません。フローティングサーバのコンポーネントは設定ファイルの変更があれば自動的に読み込み直し、その内容を利用します。
参考: