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64ビットのEnterprise Architectでは、従来のEAP/EAPXの形式のプロジェクトファイルは原則として利用できません。これは、EAP/EAPXファイルのデータベースエンジンであるMS-JETが64ビットをサポートしていないことが主な原因です。
特に、JET3.5形式のEAPファイルは利用できません。この移行作業を支援するための、形式の変換ダイアログが利用できます。このダイアログは、EAPファイルを開こうとすると、自動的に表示されます。
移行先の形式の指定
ファイル形式のドロップダウンリストから、移行先となるファイル形式を選択してください。選択したら、OKボタンをクリックしてください。
形式を選択すると、ドロップダウンリストの右側に、選択した形式についての簡単な説明が表示されます。
Enterprise Architectが実行している環境に Microsoft Access のランタイムあるいはAccessを含むMicrosoft Officeがインストールされている場合には、EAPファイルをEAPXファイルに変換する選択肢が表示されます。なお、Enterprise Architect日本語版で作成したEAPとEAPXは同じものであるため、Enterprise Architect日本語版で作成したEAPファイルの場合には、この動作には意味がありません。拡張子をEAPからEAPXに変更してください。
移行処理の実行後
実行してしばらくすると、Enterprise Architectが移行を終えると移行後のファイルを自動的に開きます。
新しい形式のプロジェクトファイルは、元のファイルと同じフォルダに同じ名前で作成され、拡張子が異なります。移行前のファイルが変更されることはありません。移行後のファイル名と完全に一致するファイルが既に存在する場合、処理を続行するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。
ファイルががすでに存在する場合に続行すると、既に存在するファイルは上書きされ、移行前のファイルの内容を持つ新しいファイルに置き換わります。
参照: