EAP/EAPXファイルを64ビット版Enterprise Architectで利用

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EAP/EAPXファイルを64ビット版Enterprise Architectで利用

EAP/EAPXファイルはMicrosoft Jetのデータベースファイルです。Jetデータベースエンジンは、32ビット構成でしか利用できません。そのため、64ビット版のEnterprise Architect、特にWine環境ではEAPファイルやEAPXファイルを開くことができません。Enterprise Architectの64ビット版では、EAPやEAPXファイルのデータを継続して利用するためには、原則としてファイルの内容を64ビット版がアクセスできる新しい形式のプロジェクトファイル(QEA)に転送する必要があります。なお、転送先のプロジェクトは、データベースリポジトリ(SQL ServerやMySQLデータベースなど)でも構いません。

 

Enterprise Architectには、.eap/.eapxファイルを.qeaファイルに変換する機能もあり、他の方法よりも高速に変換できます。EAP/EAPXを開くことができない環境でも、この機能は利用できます。

 

転送の際には、転送先のプロジェクトのすべての内容が上書きされますので、既存のプロジェクトに転送する場合には、そのプロジェクトのバックアップを取り、すでに含まれている重要な情報を確実に復元できるようにしてください。

 

利用手順:

リボン

プロジェクト > ツール > 転送 > EAP/EAPXファイルの変換

 

 

EAP/EAPXファイルの変換

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操作方法

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変換元の欄で、参照ボタンを押し対象のEAPあるいはEAPXのファイルを指定してください。

2

ターゲットの欄で、変換先となるプロジェクトの形式を指定します。QEAやFEAPファイルの他、既存のDBMSリポジトリやProクラウドサーバを転送先として指定できます。

 

種類の欄で、変換先の形式を指定します。*マークが付く選択肢は、コーポレート版以上のエディションで利用できます。

  • ファイル - 拡張子QEA・QEAX・FEAPのファイルに内容を転送します。
  • *データベース - 直接接続 - 既存のDBMSリポジトリ内のプロジェクトに内容を転送します。Enterprise Architectが持つドライバで接続します。
  • *クラウド接続 - 既存のProクラウドサーバのプロジェクトに内容を転送します。
  • *データベース - ODBC接続 - 既存のDBMSリポジトリに内容を転送します。ODBCドライバで接続します。
    (この選択肢は、Linux/macOS環境での64ビット版では利用できません。)

(参考:データベースにプロジェクトを設定)

3

転送ボタンを押すと、変換元のプロジェクトの内容を転送します。進捗状況が表示されます。

 

注意:

  • DBMSリポジトリに転送する場合には、事前にテーブル定義のDDLを実行し、必要なテーブルを作成する必要があります。
  • 対象のファイルが存在する場合、その内容は上書きされます。
  • 対象のファイルが存在しない場合、指定した名前のファイルを作成し、内容を転送します。
  • セキュリティ(アクセス権)機能が有効な場合、プロジェクトの転送のアクセス権が必要です。