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スキーマコンポーザーのプロファイルは特定のスキーマや変換に関する要素や制約を定義した設定ファイルです。プロファイルは通常は特定のMDGテクノロジーファイルと結びついており、プロファイル内で定義されている要素の解釈やテクノジー固有の出力内容についての定義が含まれます。Enterprise Architectはすぐに利用できるさまざまなMDGテクノロジーを提供していますが、APIやアドインの仕組みを利用してスキーマコンポーザーの動作や、要素の定義や制約をカスタマイズできます。
スキーマプロファイル
スキーマコンポーザーのプロファイルには2つの形式があります。この2つの形式は、スキーマ生成か、モデル変換でサブモデルの生成を実現するために利用されるのかの動作を決めます。スキーマコンポーザー内でプロファイルを作成する場合には、どちらの形式を利用するかを指定する必要があります。1つのプロファイルは、スキーマを出力するために利用するか、あるいは特定のフレームワークのコアモデルのサブセットを定義するかのいずれかに利用できます。
プロファイルの種類
項目 |
説明 |
モデル変換 |
この種類のプロファイルは、コアモデルからサブセット(サブモデル)を生成するために利用します。 |
スキーマ |
この種類のプロファイルは、メッセージを表すXMLスキーマ(XSD)の生成などのスキーマの生成のために利用します。XSD以外にも、JSON等の形式でも出力できます。 |
スキーマ生成のメソドロジ
National Information Exchange Model (NIEM)
Enterprise Architectは、NIEMフレームワークからXMLスキーマやサブモデルの生成に対応しています。
Common Information Model (CIM)
Enterprise Architectは、カスタマイズなしに利用可能な、CIM標準のスキーマ生成に対応しています。
Universal Business Language (UBL)
Enterprise Architectは、UBLのフレームワークからXMLスキーマの生成に対応しています。
Core Component Technical Specification (CCTS) UN/CEFACT
Enterprise ArchitectはUML Profile for Core Components frameworkに対応し、UPCCコアコンポーネントからビジネスコンポーネントの生成に対応しています。
その他(汎用)
上記の標準以外でも、作成したモデルからの汎用的なスキーマ生成に対応します。通常は、UMLのクラス図にクラスや属性を追加し、関連や汎化などの接続を追加し、その内容から隙間を生成できます。
EAスクリプトエンジン
Enterprise Architectでは、Javascript・VBScript・JScriptでスクリプトを記述できます。記述したスクリプトをスキーマコンポーザーと組み合わせて利用し、スキーマの生成時に独自の処理を追加できます。
EA Addin
Enterprise Architectでは、アドインの機能をスキーマコンポーザーと組み合わせて利用できます。アドインは、サブモデルの生成やスキーマの生成時に呼び出せます。アドインが有効になっていると生成時にアドイン名が選択肢に表示され、アドインを呼び出して処理を実行できます。