要素の編集とロック

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要素の編集とロック

セキュリティ機能が有効になっている場合には、2種類のロックモードを選択できます。

 

項目

説明

必要に応じてロックをかけるモード

(既定のモード)

既定の設定では、セキュリティ機能を有効にした後も、すべての要素とダイアグラムは編集可能な状態になります。

必要に応じて、ユーザーが要素に対してユーザー単位あるいはグループ単位でのロックできます。この設定では、モデルを分担して作業を行っている場合に便利です。他の作業者が編集できないようにして自分のみが編集したい場合にのみ、モデルの一部をロックし排他的に作業をします。

この設定は、モデルのどの部分で誰が作業しているのかが理解されている場合に適しています。この場合には排他的に作業するためにロックすることはあまり必要ありませんので、このロック機能は、現在の内容が確定内容で意図しない追加の変更を防ぐか、モデルの一部への書き込みアクセス権を持つ人を制限するために使用されることが多いです。

編集時には排他ロックが必須モード

もう一つの設定は、最初の設定よりも厳格です。基本的にはすべての要素やダイアグラムは排他ロック(自分のみが編集可能なロック)をしない限り、編集できません。

つまり、ユーザーが要素の排他ロックを実行しない限り、モデルは読み込み専用となります。必要に応じて排他ロックを行うことで、要素やダイアグラムを編集することができます。パッケージやダイアグラム・要素を右クリックしてコンテキストメニューを利用することでユーザーの排他ロックを行うことができます。

一つの対象に対して、同時に一人のみが編集可能にする必要がある場合には、この設定を利用します。比較的大きなプロジェクトで多人数が自由にモデルを編集する可能性がある場合には、こちらの設定が適しています。

 

要素のロックに関して、「接続にも排他ロックを適用する」の機能の有効・無効の違いは以下のようになります。

 

 

利用手順:

リボン

プロジェクト | セキュリティ > 管理 > 編集時には排他ロックが必須

(チェック状態で「編集時には排他ロックが必須モード」・非チェック状態で「必要に応じてロックをかけるモード」)

 

 

これらの設定は、編集時には排他ロックが必須メニューで変更できます。この項目は、プロジェクトリボン内のセキュリティパネルにある管理ボタンを押すと表示されるメニューから利用できます。この設定を設計開発の作業の途中で変更した場合には、すべての排他ロックは解除されますのでご注意ください。

 

注意:

  • 編集時には排他ロックが必須の機能は、メニューから項目を選択するたびに有効・無効が切り替わります。
  • 既定値で編集可能なモードで新しい要素を追加した後にモードを変更した場合には、要素に対して自動的にロックが追加されることはありません。
  • 要素を排他ロックしなければ編集できないモードで新しい要素を追加した場合には、すぐに編集できるように排他ロックが設定されます。
  • 接続は、ソース側要素が保持しているとみなし、バージョン管理時のロックの判定をします。ただし、集約はターゲット側要素が保持していると見なします。