<< 目次を表示 >> ページ位置: シミュレーション > 数学的なシミュレーション > SysPhS シミュレーション > OpenModelicaとの連携 > Modelicaライブラリを利用したモデリングとシミュレーション |
Modelicaライブラリには、便利な型・関数やモデルが含まれています。Enterprise ArchitectでSysMLモデルを作成する場合に、Modelicaライブラリに含まれる内容を参照できます。
Modelicaライブラリで定義されている型の利用
Modelicaライブラリで定義されている型を利用するためには、バリュー型要素を作成し、Modelicaライブラリへの参照情報を設定する必要があります。さらに、シミュレーションの設定に含める必要があります。
バリュー型要素の作成
次に、バリュー型要素を参照型に設定します。
このようにReferencedType として指定することで、対象の要素は依存関係リストに表示されなくなります。また、modelicaファイルに、新規要素として生成されなくなります。
プロパティの型の指定
Enterprise Architectでは、プロパティ要素の型はプリミティブ型の他、ブロック要素やバリュー型要素などを型として指定できます。
方法 1:
方法 2:
Modelicaスクリプトのテンプレートを編集する
利用するライブラリを指定する方法の一つとして、シミュレーションのために生成されるスクリプトの生成内容についてテンプレートを編集することで、カスタマイズできます。
利用手順:
リボン |
コード > ソースコード > 設定 > コード生成テンプレート > Modelica > SysMLSim Scriptテンプレート |
loadModel(Modelica)の行の後に内容を追加することで、独自のライブラリを読み込むように設定できます。
SquareWaveのサンプル
この例は、書籍Principles of Object-Oriented Modeling and Simulation with Modelica 3.3: A Cyber-Physical, Second Edition, by Peter Fritzson の内容を利用しています。
この例では、以下の設定・操作を行いました。
実行した結果は次の通りです。
SampleTimeのサンプル
この例も、書籍Principles of Object-Oriented Modeling and Simulation with Modelica 3.3: A Cyber-Physical, Second Edition, by Peter Fritzson の内容を利用しています。
この例では、以下の設定・操作を行いました。
実行した結果は次の通りです。