OpenModelicaとの連携

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OpenModelicaとの連携

OpenModelica は Modelica のオープン言語標準に基づいたフリー・オープンソースの環境です。OpenModelica は Modelica ファイルの読み込み・編集・シミュレーションができます。Enterprise ArchitectはOpenModelicaと統合されており、ステートマシン図やパラメトリック図のシミュレーションにおける定数や変数を定義するためのSysPhS標準の下での使用に対応しています。

OpenModelicaは、複雑な動的システムのモデリング・シミュレーション・最適化・分析を行うためのModelicaモデリング言語をベースとしたフリーでオープンソースの環境です。Enterprise ArchitectはOpenModelicaと連携して利用できます。SysPhS仕様(SysML Extension for Physical Interaction and Signal Flow Simulation)に基づいて、SysMLブロック内でシミュレーションのための定数や変数を定義する方法をサポートしています。これにより、よりシンプルなモデルベースでシミュレーションを定義し、共有できます。

 

また、Enterprise ArchitectのモデルからSysMLのブロック定義図や内部ブロック図をOpenModelica Connection Editor (OMEdit)で表示できます。ブロックの別名やノートが表示されます。

 

SysPhSのモデルテンプレートを利用し、既存のOpenModelicaライブラリのブロックや、場合によってはユーザ定義のブロックを作成しながら、OpenModelicaでシミュレーションできるブロックを作成できます。OpenModelicaのコード生成により、SysMLコンポーネントをOMEditなどの互換性のあるOpenModelicaクライアントで表示したり、プロットをシミュレートしたりできます。

 

OpenModelicaのインストールやEnterprise Architectとの接続の詳細については、利用する環境に応じたヘルプページをご覧ください。

 

OpenModelicaを利用することは、MATLAB Simulinkを利用してEnterprise Architectでパラメトリックモデルのシミュレーションを行う代わりとなります。いずれの場合も、SysMLモデルとOpenModelicaモデル・Simulink/Simscapeモデルの間の変換方法を定義したSysPhS仕様を利用してモデルを構成します。

 

次の例は、SysPhS固有のSysMLの部品を用いてコンポーネントを定義した例です。

 

 

 

次の例は、ShsPySの仕様に基づいたモデルからOpenModelicaのモデルを生成し、OpenModelicaで表示した例です。

 

 

 

インストール

環境

説明

Windows

WindowsにEnterprise Architectをインストールしている場合には、「OpenModelicaをWindowsにインストール」をご覧ください。

Linux

LinuxにEnterprise Architectをインストールしている場合には、「OpenModelicaをLinuxにインストール」をご覧ください。

 

 

利用

環境

説明

Modelicaライブラリを利用する

OpenModelicaのライブラリを利用する場合について説明します。

データセットを利用する

シミュレーションの実行時には、データセットと呼ばれる定数値の集合を定義し、シミュレーション実行時に利用する値を切り替えて実行できます。

トラブルシューティング

OpenModelicaを利用する場合に発生する主な問題についての説明と対処方法です。

 

 

参照: