スクリプト

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スクリプト

 

Enterprise Architectのスクリプト機能を利用すると、さまざまな追加機能を簡単に定義して利用できます。スクリプト機能は、JavascriptとMicrosoft JScipt/VBScriptの形式が利用できます。スクリプトの中では、"Repository"オブジェクトを利用して、開いているモデルの内容を参照・編集できます。また、スクリプトをデバッグできます。

また、Enterprise Architectには、機能が豊富なエディタや、スクリプトを実行・デバッグ・管理するためのツールも用意されています。スクリプトの呼び出しにも対応しています。!includeディレクティブを使って他のスクリプトを名前で指定してインクルードできます。スクリプトはドキュメント作成から検証まで幅広い用途に利用でき、時間のかかる作業を自動化するのに非常に役立ちます。

 

 

利用しているスクリプトエンジン

 

 

利用できる言語

 

 

利点

スクリプト機能を利用すると、以下のようなことが実現できます。

 

 

スクリプトを利用する

スクリプトの管理はスクリプトサブウィンドウで行います。このサブウィンドウは「アドイン・拡張」リボン内の「スクリプト」パネルにある 「スクリプト」で実行できます。スクリプトサブウィンドウからはスクリプトの作成や編集が可能です。

 

Enterprise Architectと一緒にインストールされるファイルベースのローカルスクリプト以外のスクリプトは、プロジェクト内に保存され、そのプロジェクトのすべての利用者と共有できます。スクリプトデバッガはスクリプトの開発に役立ち、スクリプトエディタからはEnterprise ArchitectのAPIを呼び出せます。スクリプト実行のシーケンス図を記録したり、実行を停止してローカル変数を表示したりするなど、実行を分析できます。

 

 

スクリプトのグループ

 

スクリプトはグループと呼ばれるパッケージに格納して管理します。

グループには種類を指定する必要があります。グループの種類を指定することで、スクリプトを利用できる場面が決まります。

 

 

既定のスクリプトの保管場所

最初のグループは常に Local Scriptグループです。ここには、すべてのプロジェクトで共通に利用できるサンプルスクリプトおよびEnterprise Architectの定数を定義しているインクルードファイル(定義ファイル)が格納されています。

このグループにはスクリプトを追加したり、編集したり、削除したりできませんが、その内容をコピーして利用できます。

このグループのスクリプトは、Enterprise Architectのインストールディレクトリの下のScriptsディレクトリに含まれる内容が表示されています。

 

 

ソルバーの利用

Enterprise Architectの中でシミュレーションなどのJavaScriptを利用する箇所では、ソルバー(Solverクラス)を利用して外部ツールと連携し、各ツール内の機能を直接利用して複雑な計算やグラフ作成の機能を行うことができます。呼び出しにより、内蔵のJavaScriptエンジンと各環境の間で変数を簡単に交換できます。MATLABとOctaveの2つの数学ライブラリがサポートされています。

 

ソルバークラスを使用するには、Mathライブラリで利用可能な関数と、それらが使用するパラメータについての知識が必要です。

 

ソルバークラスはJavaScriptで利用できますので、モデル内アドインからも利用可能です。

 

OctaveソルバーおよびMATLABソルバーについては、関連するソルバーのヘルプトピックもご覧ください。

 

注意:

  • この機能はコーポレート版以上で利用できます。
  • WINE(macOS/Linux)環境で利用する場合には、実行に必要なコンポーネントが含まれるInternet Explorer のバージョン6.0以上のインストールが必要です。

 

 

参照: