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1つのモデル変換のルールには、複数のテンプレートが含まれています。それぞれのテンプレートは、テンプレートごとに対象が決まっており、変換実行時にそのテンプレートの内容に応じて処理が実行されます。Enterprise Architectにはさまざまな既定の変換ルールが用意され、それぞれがテンプレートを持っています。
多くの場合には、モデル変換の機能を利用する場合には、この既定のテンプレートを独自に編集します。既定の変換ルールが持つテンプレートの中には、内容が空のものもあります。内容が空の場合にはその対象に対して処理を行わないことを示しますが、空のテンプレートが存在しても、変換ルール自体は有効です。例えば、C#の変換ルールの「Linked Class Base」テンプレートは、内容が空になっています。
変換テンプレートは、以下のような場合に編集する必要があります。
「ステレオタイプ指定のテンプレート」は、対象の要素などがステレオタイプを持っている場合に、通常の処理とは異なる変換を実行する場合に利用します。対象のステレオタイプが割り当てられていない場合には、通常のテンプレートを利用します。
利用手順:
リボン |
モデル > パッケージ > 変換 > 変換テンプレートの編集 |
キーボード |
Ctrl + Alt + H |
モデル変換テンプレートの編集
項目 |
説明 |
言語 |
対象の変換を指定します。 |
新規に変換ルールを作成 |
このボタンを押すと、新しい変換ルールを定義できます。 新しい変換ルールの名前を入力する画面が表示されますので、その名前を指定して下さい。 テンプレートの一覧には、既定のテンプレートがリストとして表示されます。この既定のテンプレートの内容を少しでも変更すると、モデル変換ルールが利用できます。 |
テンプレート |
現在選択されている変換テンプレート内のテンプレート一覧です。 一覧内のテンプレートの名前をクリックすると、その内容がエディタに表示されます。「変更」の列は、既定のテンプレートが存在する場合に、その内容を変更したかどうかを示します。新規に作成したテンプレートは常に「はい」が表示されます。 (参考:コード生成テンプレートの文法) |
ステレオタイプ指定のテンプレート |
現在の変換テンプレートに定義されている、ステレオタイプ指定のテンプレート一覧です。 「変更」の列は、既定のテンプレートが存在する場合に、その内容を変更したかどうかを示します。新規に作成したテンプレートは常に「はい」が表示されます。 |
新規テンプレートの追加 |
汎用で利用できる新規のカスタムテンプレートを追加します。 |
ステレオタイプ指定のテンプレートの追加 |
新規にステレオタイプを指定して、新しいテンプレートを追加します。 |
既定のテンプレートを取得 |
このボタンを押すと、既定のテンプレートの内容でエディタの内容を上書きするか、あるいは追加した内容をクリアします。 この方法で既定のテンプレートの内容を読み込んだとしても、変更扱いとなり、一覧でも変更として表示されます。 |
保存 |
編集中のテンプレートを保存します。編集中の内容がある場合、変更内容を保存せずに他のテンプレートに変更できません。 |
削除 |
現在のテンプレートが編集されている場合、編集結果を破棄して既定のテンプレートを利用するようにします。既定のテンプレートの内容を削除できません。 削除を実行する前に、確認のメッセージが表示されます。 |
ヘルプ |
ヘルプを表示させます。 |
注意: |
このモデル変換テンプレートの機能は、コード生成テンプレートの機能を拡張して提供されています。モデル変換テンプレート独自の追加の内容については、「モデル変換テンプレートの記述」のページをご覧ください。 |
以下の内容も参考になります。