「タグ付き値」の接続

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「タグ付き値」の接続

プロファイルを作成する際のよくあるパターンの1つとして、あるステレオタイプ要素が別のステレオタイプ要素の参照を保持するような場合があります。例えば、ステレオタイプCollectionの要素が、タグ付き値rootNodeを保持し、そのタグ付き値はステレオタイプNodeの要素への参照を保持するような場合です。このような場合に、プロパティサブウィンドウのタグタブでrootNodeの行をクリックすると参照ボタン[...]が表示され、ステレオタイプNodeの要素を選択できるようにできます。

 

これを実現するには、プロファイルツールボックス内のタグ付き値の接続を使用します。タグ付き値の接続は、ソース側のステレオタイプが所有する参照型(RefGUID)のタグ付き値を定義します。タグ付き値の名前は、この接続のターゲット側の名前(役割名)であり、タグ付き値として指定できる要素は、ターゲッ ト側の要素のステレオタイプを持つ要素に限定されます。

 

次のダイアグラムでは、この接続を使用して例を表す方法を示します。このプロファイルでは、2つのステレオタイプが定義されています。「Collection」と「Node」です。どちらもクラス要素を拡張しています。Collectionステレオタイプは、Nodeステレオタイプを指す、ターゲットの役割名rootNodeを持つタグ付き値の接続を所有します。ターゲットの役割名は、接続のプロパティサブウィンドウのターゲットタブで入力します。

 

 

 

注意:

  • タグ付き値の接続は、接続先をメタクラス要素とすることで、特定のUML要素を参照するようなタグ付き値を定義できます。例えば、タグ付き値の接続の先がアクターのメタクラス要素である場合には、そのタグ付き値の「参照」を実行すると、モデル内のアクター要素を選択できます。
  • さらに、特定の名前のメタクラス要素を作成し、タグ付き値の接続で結ぶことで、複数の種類の要素を選択してタグ付き値の値とできます。
    • Classifier という名前のメタクラス要素と結んだ場合には、クラスやコンポーネントのような分類子を選択できます。
    • Property という名前のメタクラス要素と結んだ場合には、ポート・パート・属性のいずれかから選択できます。

 

 

参照: