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変数アクションは、シミュレーションの実行時に存在する、関連づけられた変数に対して処理を行うことができます。
sim.ObjectName
変数アクションは、以下のように、オブジェクトそのものではなく、そのオブジェクトが持つプロパティ(属性やポート)を示すこともできます。
sim.a.a1
ここの引数 a.a1 は整数値を取ります。
変数アクションには、以下の種類があります。
ReadVariable
ReadVariableアクションには、出力先のポートとしてresultのピンを持ちます。このピンには、対象の変数を読み取った結果の値が含まれます。アクションの実行後に変数の値が変更したとしても、そのピンの示す値は変わりません。例えば、変数sim.myObject.aの値が3であるとして、このアクションが実行された後に値が5に変更されたとしても、ピンから得られる値は3のままです。
読み込み前:
sim.myObject.a = 3;
sim.Action1.result = null;
読み込み後:
sim.myObject.a = 3;
sim.Action1.result = 3;
変数の値を変更した後:
sim.myObject.a = 5;
sim.Action2.value = 3;
ここで、Action2のvalueポートは、Action1のresultポートと接続されているものとします。読み込んで出力する、対象の変数名はReadVariableアクションのタグ付き値variableで指定します。上記の例では、タグ付き値variableを追加し、その値として「sim.myObject.a」という文字列を指定します。
WriteVariable (変数への代入)
WriteVariableアクションには、入力ポートとしてのピンvalueを1つ持ちます。関係する変数の値を、入力値で上書きします。代入先となる対象の変数名はWriteVariableアクションのタグ付き値variableで指定します。
ClearVariable
ClearVariableアクションは、対象の変数の内容をすべて削除します。対象の変数名はWriteVariableアクションのタグ付き値variableで指定します。
AddVariableValue
AddVariableValueアクションはWriteVariableアクションと同じ挙動になります。
RemoveVariableValue
RemoveVariableValueアクションはClearVariableアクションと同じ挙動になります。
参照: