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Enterprise Architectのプロジェクトには、通常、事業計画・組織戦略・意思決定・プロジェクト管理に不可欠なデータが豊富に含まれています。これらのデータを迅速かつ容易に評価するのに適した表現にするには、ドキュメントとして生成する方法の他、チャートやグラフの形で表現する方法もあります。
Enterprise Architect内で表現豊かでエレガントなチャートやグラフを作成できます。要求の状態・要素の優先度や作成者・バージョン・フェーズの情報、テスト項目の状態などの情報を表示できます。チャートは、どのようなダイアグラムにも配置できる要素ですが、Enterprise Architect独自定義の種類の一つであるダッシュボード図に作成することをお勧めします。ダイアグラム上にドラッグするだけで配置できる事前に表示内容を定義済みのチャートと、チャートの種類・内容・チャートの書式を定義できるユーザー定義のチャートがあります。
このチャートの機能は、プロジェクトマネージャーに貴重なツールを提供し、日々の情報の監視だけでなく、エグゼクティブのためのプレゼンテーションに含めるための有用な資料を提供します。
作成可能なチャートの種類
Enterprise Architectで作成可能なチャートには以下のものがあります。
なお、チャートの種類によっては、複数のデータを参照してグラフを分類したりまとめた値を利用したりできるものもあります。
チャートの作成
チャート要素をダイアグラム内に配置するには、ツールボックスの「チャート」グループ内の要素を配置して下さい。あるいは、「ダッシュボード」グループ内の要素を配置できます。「ダッシュボード」内の項目は、それぞれ特定の内容を表示するような設定を含みます。配置した後は、チャートの対象の要素や条件・書式設定を指定します。これらの設定は要素のプロパティダイアログから行うことができます。
チャートの種類によって、モデル全体を対象にできるものもありますし、特定のパッケージを指定する必要があるものもあります。また、SQL形式で定義をする必要があるものもあります。また、チャートによっては、CSV形式で固定の内容を指定できる場合もあります。
作成したチャートは、モデルの内容が更新されると、配置されているダイアグラムを開くか、内容を再読み込みすると、その表示内容が自動的に更新されます。また、必要に応じてチャート要素を明示的に更新できます。また、一部のチャートは、Proクラウドサーバ機能を利用している場合に、自動的に更新できます。
主な機能
チャートに関する主な機能には、次のようなものがあります。
必要に応じて複数のチャートを1つのダイアグラムに配置し、整列させることで便利に利用できます。「要素を敷き詰め配置」の機能が便利です。
API
チャートの作成や編集に、APIを利用できます。チャートに関するAPIのページをご覧ください。
参照: