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シミュレーション機能では、モデル内で定義された特定のクラス要素に対して、インスタンスオブジェクトを作成し、属性や操作・ポート(アクションピンやオブジェクトノード)を利用できます。このように、モデルで定義された内容をシミュレーションで利用することで、より密接にモデルと関係するシミュレーションを実行できます。
クラスとインスタンス
項目 |
説明 |
SimType |
シミュレーションで利用可能な要素としては、クラス・インターフェース・列挙があります。これらの要素の型(分類子)です。シミュレーション実行中にオブジェクトインスタンスを生成できます。 |
SimObject |
SimType型の要素のインスタンスオブジェクトです。 |
属性 |
SimTypeクラスが持つ属性などは、オブジェクトインスタンスから利用できます。要素の種類によっては、属性と同様の扱いになる場合があります。 |
操作 |
SimTypeクラスが持つ操作などは、オブジェクトインスタンスから利用できます。要素の種類によっては、属性と同様の扱いになる場合があります。 |
ポート |
クラスのポート・アクションのアクションピン・アクティビティのオブジェクトノードは、いずれもポートとして扱われます。 |
引数 / アクティビティの引数 |
操作の引数やアクティビティパラメータなどもシミュレーションで利用できます。 |
スロット |
クラスが持つ属性について、オブジェクトでの実行時の値がスロットです。シミュレーション時のオブジェクトの属性の既定値として利用します。オブジェクトにスロットが定義されていない場合、クラスの属性の既定値を利用します。 |
実行環境からの参照 |
すべてのインスタンスは、JavaScriptの実行環境内に作成されます。ですので、JavaScriptからこれらのオブジェクトを参照できます。 |
値の表示 |
シミュレーション中のオブジェクトは、ローカル変数サブウィンドウに表示されます。値を表示するためには、シミュレーション内にブレークポイントを設定し、シミュレーションの動作を停止させる必要があります。 すべてのオブジェクトと変数が表示されるだけでなく、シミュレーションの外部に存在するグローバル変数のうち、プロセスが定義されている親クラスやアクティビティ要素のようにシミュレーションにとって重要なものについても、自動的に表示されます。アクティビティの出力も同様に、戻り値変数として表示されます。 |
参照: