<< 目次を表示 >> ページ位置: シミュレーション > 数学的なシミュレーション > SysPhS シミュレーション > 独自のSysPhSコンポーネントの作成 > Modelica固有のブロックの作成 |
Modelicaではさまざまなコンポーネントが利用できるため、SysPhSのコンポーネントパターンで提供されている基本的なブロックには含まれないModelica固有のコンポーネントや部品をシミュレーション対象のモデルに含める必要がある場合があります。このような場合には、Enterprise Architectで作成するブロック要素に対して、Modelicaのコンポーネントを参照するように設定します。
ブロックのModelicaクラスパスの利用
Enterprise ArchitectのSysPhSコンポーネントでModelicaコンポーネントを参照する手順は以下の通りです。
Modelicaで、対象のModelicaコンポーネントのクラスパスの情報を表示する
その内容をクリップボードにコピーする
Enterprise Architectで、コピーした文字列をModelicaブロックの「名前」欄に貼り付ける
次の図は、Modelicaコンポーネント(JK Flip-Flop)とそのパラメータダイアログの例で、クラスパスが表示されている状況を示しています。
クラスパスの情報は、対象の文字列をマウスを利用して選択し、Ctrl+Cキーで文字列としてコピーできます。
コピーした文字列は、Enterprise ArchitectのプロパティサブウィンドウのModelicaBlockグループ内の名前欄に設定してください。
SysPhSポートの追加
ブロックのポートには、型付けされていないポートと、定義済みのポート型があります。
型付けされていないポートは、ツールボックスからModelicaポート要素をダイアグラム内のブロックにドラッグ&ドロップして作成します。
SysPhSの定義済みポートタイプ(ブール信号入力ポートやアナログ信号出力ポートなど)を参照するには、以下の手順になります。
例えば、次の図では、フリップフロップに「j」と「k」のポートが作成され、「j」のポートが設定され、「k」のポートがポートとして定義されている途中です。