検索ルールの条件設定

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検索ルールの条件設定

検索ルールは検索ビュータブ内の検索ルール定義領域で確認・管理・作成などができます。

なお、この機能はEnterprise Architectのスクリプト機能で作成された検索ルールに対しては利用できません。

 

検索ルールの条件の定義と確認には、次の2つの画面を利用します。

 

 

利用手順:

リボン

  • ホーム > 探索 > 検索 > モデル内の検索 | <対象の検索ルールを選択> : > 検索ルールエディタ タブ
  • モデル > 要素 > 操作 > モデル内の検索 | <対象の検索ルールを選択> : > 検索ルールエディタ タブ

キーボード

  • Crtl + F | <対象の検索ルールを選択> : > 検索ルールエディタ タブ
  • Ctrl + Alt + A | <対象の検索ルールを選択> : > 検索ルールエディタ タブ

 

 

手順:  

#

操作方法

1

検索ビュータブで、ツールバーにある検索ルールの編集()ボタンを押します。

既に検索条件が定義されている場合には、その検索条件に加えて別の検索条件を追加できます。

2

必要に応じて、定義済みの検索条件を削除できます。検索条件の削除ボタン () を押して下さい。

  • 対象の検索条件を選択した状態でこのボタンを押すと、選択されている検索条件はすぐに削除されます。
  • 検索条件のグループを選択している場合には、削除して良いかどうかの確認のメッセージが表示されます。削除した場合には、そのグループに含まれるすべての検索条件が削除されます。

3

Enterprise Architectの既定の検索ルールを変更している場合で、変更結果を破棄したい場合には、既定値に戻す () ボタンを押して下さい。

4

検索のオプション () ボタンを押して、検索ルールのオプションを設定できます。

 

 

ツールバー:

検索ルールの管理領域にあるツールバーを利用すると、既定の検索ルールをカスタマイズしたり、独自の検索ルールを定義したりできます。ツールバーのアイコンのそれぞれの意味は次の通りです。

項目

説明

検索ルールの保存

定義した検索ルールを保存します。

条件の追加

検索ルールに条件を追加します。

条件の削除

選択した条件を削除します。

初期状態に戻す

検索条件を初期状態に戻します。

検索のオプション

検索のオプションダイアログを表示し、検索についての追加の設定を行うことができます。

なお、このオプションは、クエリビルダを利用している場合のみ、利用できます。SQLエディタを利用して検索ルールを作成している場合には利用できません。

ヘルプ

このヘルプを表示します。

 

 

クエリビルダ:

検索ルールの定義領域の中央部分は、対象の検索ルールの内容が表示されています。対象の項目・比較条件・比較する値・必須かどうかなどの情報が表示されます。個々の項目の意味は、次の表をご覧ください。

 

項目

説明

検索対象

検索条件の対象を示します。

条件

検索の条件です。含む一致不一致いずれか(の値に一致)等が選択できます。

検索単語

検索対象の値を指定します。値は対象の型と一致する必要があります。

例えば、作成日の場合には日付型となります。「いずれか」の場合には、カンマで区切り、それぞれの項目を引用符(')で囲むことで複数の値を指定できます。

この内容が「<検索単語>」となっている場合には、検索実行時に指定した単語が利用されます。

必須

対象の条件を必ず満たす必要があるかどうかの指定です。チェックがない場合、他のチェックがない検索条件も含めて、いずれかの条件を満たせばよいことになります。

具体的な例として、既定のルールの一つである「要素の名前とノート」のルールを例にして紹介します。このルールでは、名前・別名とノートの3つが検索対象です。

  • もし、3つの項目のいずれにも「必須」のチェックが入っていない場合には、指定した文字列が、名前・別名・ノートのいずれかに含まれていれば、検索条件を満たすことになります。
  • もし、3つの項目のすべてに「必須」のチェックが入っている場合には、指定した文字列が、名前・別名・ノートのすべてに含まれている場合のみ、検索条件を満たすことになります。
  • もし、名前の項目のみに「必須」のチェックが入っている場合には、指定した文字列が、名前と、別名・ノートのいずれかに含まれていれば、検索条件を満たすことになります。

 

このチェックボックスの設定をうまく活用することで、特定の条件(要素・ダイアグラム・属性など)に対する条件を定義できます。また、複数の条件をすべて満たす必要があるのか、いずれかの条件を満たせば良いのか、などについても柔軟に指定できます。

 

重要:

検索ルールを定義したら、その内容を保存後、実行ボタン () を押して検索を実行して下さい。

 

 

検索ルールを利用すると、独自の検索条件と検索単語で要素などを検索できます。ルールのドロップダウンリストには、いくつかの既定の検索ルールが含まれています。

 

このドロップダウンリストは、既定の検索ルール・追加した検索ルール・アドインで定義された検索ルールに分類して表示されます。

既定の検索ルールは「要素の名前とノート」です。指定した単語が、要素の名前かノートに含まれる場合に、その要素が検索結果一覧に表示されます。

 

重要:

ルールに表示される条件は、基本的にORの関係で判定されます。必須のチェックボックスにチェックが含まれる場合には、その項目の条件を満たすもののみが対象(AND条件)となります。

もし、条件を1つのみ設定する場合には、必須のチェックボックスには必ずチェックを入れてください。チェックが入っていない場合、正しい結果が得られません。

 

下の図のルールの場合には、「ノート」と「名前」の両方の条件に必須のチェックが入っています。よって、この2つの条件はANDの関係で判定されます。検索を実行した結果に表示される要素は、指定した単語が「名前」 と 「ノート」の両方に含まれることになります。

 

 

注意:

「必須」のチェックボックスにチェックが入っている条件と必須のチェックボックスが入っていない条件がある場合、必須が優先されます。

 

以下の例では、「名前」には指定した単語が必ず含まれることが必要ですが、「ノート」は任意です。

 

 

参照: