EA_GetSharedAddinName

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  API・アドイン・スクリプト > アドイン > ブロードキャストされるイベント > Enterprise Architectの拡張のためのイベント > ライセンスキーに関するイベント >

EA_GetSharedAddinName

Enterprise Architectの独自のアドインを作成し、独自のライセンスキーを提供している場合に、Enterprise Architectのフローティングライセンスの仕組みを利用してフローティング環境でライセンスキーの登録や管理・利用を実現するためのイベントです。

独自のライセンスキーを定義する場合には、固定の接頭辞(プレフィックス)「EASK」とアドイン独自の接頭辞・アドインのライセンスキーを組み合わせた文字列をライセンスキーとして登録する必要があります。

このイベントでは、アドイン独自の接頭辞をEnterprise Architectに通知するために利用します。ライセンスサーバに登録されているライセンスキーに、該当する接頭辞のライセンスキーが含まれる場合には、EA_AddinLicenseGetDescriptionで得られる文字列(アドイン名)をユーザーへの表示名として利用します。

登録されたライセンスキーは、 EA_AddinLicenseValidate イベントが発生した際に、アドイン側で検証する必要があります。

 

 

文法

public string EA_GetSharedAddinName (EA.Repository Repository)

 

EA_GetSharedAddinNameメソッドには次の引数があります。

引数

方向

説明

Repository

EA.Repository

IN

現在開かれているプロジェクトのリポジトリオブジェクトです。プロジェクトの情報を取得したい場合に利用します。

 

 

戻り値

アドインの接頭辞となる文字列を返します。この文字列は、半角のアルファベットの大文字小文字と数字を含めることができます。
(先頭の「EASK」は固定で、常に必要です。)

 

 

EASK-YOURCODE-REALKEY

 

 

 

例えば、このメソッドで「MYADDIN」という文字列を返した場合には、以下のようなライセンスキーがライセンスサーバに設定されている場合に、EA_AddinLicenseValidateイベントで渡されてきます。

 

注意:

このイベントを利用して、独自のライセンスキーでフローティングライセンスの仕組みを利用する場合には、「サーバプロセス」形式のライセンスサーバでのみ利用できます。「キーファイル」形式のライセンス管理では利用できませんので、ご注意下さい。

また、Proクラウドサーバ付属のライセンスサーバを利用する場合には、バージョン4.2.66以降でのみ利用できます。

(「キーファイル」形式のライセンス管理は過去との互換性のために残されており、サポートの対象外の形式です。)

 

 

参照: