CrossOverを利用したEnterprise Architectのインストール

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CrossOverを利用したEnterprise Architectのインストール

LinuxやmacOSでEnterprise Architectを利用する場合には、無料のWineを利用してインストールする方法の他に、Wineをベースに支援機能を強化した有料製品のCrossOverを利用してインストールできます。ここでは、macOSを例に、CrossOver Macを利用する例を紹介します。

 

注意:

  • Enterprise ArchitectはmacOS Catalinaで利用する場合には、CrossOver Mac 19.0以降が必要です。
  • macOS BigSurで利用する場合には、CrossOver Mac 20.0.2以降が必要です。

 

 

CrossOverを利用してEnterprise Architectをインストールする

CrossOverを利用してEnterprise Architectをインストールする場合、その手順は非常にシンプルなものになります。CrossOverを起動し、'CrossOver Software Installer'を起動すると、インストールを簡単に実行できます。

 

以下に、手順の概要を示します。

 

項目

説明

CrossOverを起動し、 'CrossOver ソフトウェア インストーラー' を実行する

CrossOverを起動し、以下のいずれかを選択します。

  • 'Windowsアプリケーションをインストール' ボタンを押す
  • CrossOverのメニューから、'設定 | アプリケーションのインストール' を選択する

 

'CrossOver ソフトウェア インストーラー'の画面が表示されます。

インストールするアプリケーションの選択

ダイアログを開くと、最初のタブ'アプリケーションの選択'が選択されています。

CrossOverには多数のアプリケーションが選択可能な状態で用意されていて、Enterprise Architectもその中に含まれます。ただし、含まれるEnterprise Architectはすべて英語版ですので、選択肢の設定は利用できません。何も入力をせずに、「インストーラーを選択」のタブに切り替えて下さい。

 

インストーラの選択

2番目のタブ 'インストーラーを選択' を開いたら、「インストーラーファイルを選択」をクリックし、ダウンロードあるいはCDメディアに含まれるEnterprise Architect日本語版のインストーラー(例: easetupfullJa160_1602_x64.msi)を指定してください。

 

選択が終わったら、右下の「継続」ボタンを押してください。「アプリケーションの選択」タブに戻りますので、「未登録アプリケーション」を選択して下さい。「ボトルの選択」タブに移動してください。

 

利用するボトルの選択

3番目のタブ 'ボトルを選択' では、「新規 Windows7 64-bit ボトル」あるいは「新規 Windows 10 64-bit ボトル」を選択して下さい。なお、どちらを選択しても動作に違いはありません。

 

「新しいボトル名」の欄にはファイル名が設定されていますので、ボトル名を入力してください。(例: EnterpriseArchitect)

 

入力したら「継続」ボタンを押してください。

インストールの実行

すべての設定が完了すると、4番目のタブが開きます。

 

 

過去のすべてのタブにチェックマークがつけば、インストールを実行できます。必要に応じて、過去のタブを開き、設定を確認・編集できます。

  • 問題がなければ 'インストール' をクリックしてください。

必要なライブラリのインストール

Enterprise Architectのインストールが完了したら、上記「インストールするアプリケーションの選択」画面で、以下の項目を選択してインストールしてください。

  • Microsoft .NET Framework 4.7.2 (アドインの動作に必要です)
    →「4.7.2」で検索してください。

 

インストール時には、新規のボトルは作成せず、Enterprise Architectをインストールしたボトルと同じボトルを選択してください。

 

 

Enterprise Architectの起動

インストールが完了すると、自動的にEnterprise Architectのショートカットが作成されます。

そのショートカットをダブルクリックすると、Enterprise Architectを起動できます。

また、ファイルの拡張子qeaおよびfeapはEnterprise Architectに結びつけられますので、プロジェクトファイルのダブルクリックでもEnterprise Architectを起動できます。

 

CrossOver(Wine)での日本語フォントの表示はきれいではありませんので、追加のフォントの設定を行うことをおすすめします。なお、CrossOver Macの場合には、CrossOverを起動し、「コマンドを実行」で「regedit.exe」を実行することで呼び出せます。

 

 

CrossOver環境利用時の、新バージョン・新ビルドのインストール

既にインストール済みの環境に新バージョン・新ビルドをインストールする場合には、上記と同じ操作で、最新版のインストーラを指定してください。インストールするボトルで、既にEnterprise Architectがインストールされているボトルを指定することで、インストール実行中に古いバージョンのEnterprise Architectがインストールされます。

 

古いバージョン・古いビルドの場合には、手作業でのアンインストールが必要です。

(あるいは、現在のボトルを破棄し、新しいボトルを作成する方法もあります。)