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ここでは、macOS環境にWineを利用してEnterprise Architectをインストールし、利用するための手順を説明します。ここに記載している内容の他に、アドインやSubversion等のインストールについては別ページにて説明しています。
注意: |
macOS Catalina以降ではWineは利用できません。有料製品のCrossOverを利用するか、オープンソースのWine-Crossoverを利用するかのいずれかとなります。Wine-Crossoverを利用する場合は、以下の説明に含まれないダイアログなどが表示される場合があります。 |
Wineのダウンロードとインストール
WineHQのWebサイト https://www.winehq.org を開き、利用しているmacOSで利用可能な最新版のWineをダウンロードしてください。なお、'development'版は利用せず、'stable'版を利用することをお勧めします。Webサイトの指示に従い、インストールしてください。
Wine-Crossoverを利用する場合には、https://github.com/Gcenx/wine-on-mac をご覧ください。
以下のコマンドでインストールできます。
brew install --no-quarantine gcenx/wine/wine-crossover
Winetricksのダウンロード
WinetricksはEnterprise Architectの実行に必要なコンポーネントのインストールを支援するスクリプトです。
Webサイト https://wiki.winehq.org/Winetricks でファイルをダウンロードできます。
注意: |
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操作方法 |
1 |
Webブラウザで以下のURLを開きます。: https://wiki.winehq.org/Winetricks |
2 |
ファイルのリンクを探します。このヘルプの作成時点では、 https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks です。 リンクを右クリックして「リンク先のファイルをダウンロード」を選択してファイルをダウンロードし、Applicationsフォルダに配置します。 |
3 |
ファイル名が 'winetricks.txt' になっている場合には、'winetricks' に変更してください。 変更する場合は、ターミナルウィンドウで以下のコマンドを実行します。
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4 |
'winetricks' が実行できるように設定してください。 設定する場合は、ターミナルウィンドウで以下のコマンドを実行します。
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.NETフレームワーク4.7.2のインストール
多くのアドインでは.NETフレームワーク4.7.2以降が必要です。(Enterprise Architect本体は.NETアプリケーションではありませんので、Enterprise Architect自体の動作には不要です。)
.NETフレームワーク4.7.2のライブラリのインストールには Winetricksを利用します。
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操作方法 |
1 |
ファインダーを利用し、アプリケーションフォルダを探します。 'Wine' (あるいは 'Wine Stable') をダブルクリックし、Wine環境が利用できるターミナルウィンドウを開きます。 ターミナルウィンドウで以下のコマンドを実行します。過去のバージョンの.NETフレームワークも含めてすべてダウンロード・インストールするため時間がかかります。Enterprise Architectの動作確認が目的であれば、この作業は後で行うことをお勧めします。
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フォントのインストール
利用するフォントをインストールすることをお勧めします。
インストールする際には、 Winetricksを利用します。その前に、パッケージを管理する 'Homebrew' と、CAB形式のファイルを利用するための 'cabextract' をインストールする必要があります。
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操作方法 |
1 |
Homebrewのインストール HomebrewはmacOSでのパッケージ管理ツールです。 Homebrewのインストール方法は、外部のWebサイトなどをご覧ください。 |
2 |
'cabextract'のインストール 'cabextract'はMicrosoftのCAB形式のファイルを解凍するためのツールです。 'cabextract'をインストールするには、ターミナルウィンドウで以下のコマンドを実行します。
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3 |
ファインダーを利用し、アプリケーションフォルダを探します。 'Wine' (あるいは 'Wine Stable') をダブルクリックし、Wine環境が利用できるターミナルウィンドウを開きます。 ターミナルウィンドウで以下のコマンドを実行します。
さらに、以下のコマンドを実行すると、日本語表示を多少改善できます。
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4 |
(この内容は、Enterprise Architectを起動した後に、必要に応じてお試しください。) 上記の内容を設定しても、まだ見た目がよいとは言えない場合には、以下の設定にすると、改善できます。
「ヒラギノ丸ゴ Pro W4」は一例ですので、Wine環境から利用できる他のフォントもお試しください。
以下のURLから、設定の一例となるレジストリファイルをダウンロードできます。圧縮ファイルに含まれる2つの.regファイルをregeditで読み込んでください。上記の手順の1から5の手順を実行した結果が含まれています。 |
Wineを利用してEnterprise Architectをインストールする
Wineを利用してアプリケーションをインストールすると、ユーザーのホームディレクトリの 'wine' フォルダ以下にインストールされます。
Enterprise Architectの既定のインストールディレクトリは、'wine\drive_c\Program Files\SparxSystems Japan\EA' です。
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操作方法 |
1 |
Windows版のEnterprise Architectのインストーラを入手します。 |
2 |
ファインダーを利用し、アプリケーションフォルダを探します。 'Wine' (あるいは 'Wine Stable') をダブルクリックし、Wine環境が利用できるターミナルウィンドウを開きます。 |
3 |
以下のコマンドで、Enterprise Architectをインストールします。インストールの手順はWindows版と同じです。ファイル名は一例です。
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4 |
インストールが完了すると、デスクトップに「Enterprise Architect.lnk」ファイルおよび「Enterprise Architect.desktop」ファイルが作成される場合がありますが、これらはmacOS環境では利用しませんので削除してください。 |
5 |
以下のコマンドで、Enterprise Architectを起動します。
正しく環境が構築されていれば、ファインダーで上記のEA.exeファイルをダブルクリックしても実行できます。 |
Wine環境で、新しいバージョン・ビルドのEnterprise Architectをインストールする
新しいバージョン・ビルドのEnterprise Architectをインストールする場合には、既存のEnterprise Architectをアンインストールする必要があります。
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操作方法 |
1 |
新しいバージョン・ビルドのEnterprise Architectのインストーラを入手します。 |
2 |
ファインダーを利用し、アプリケーションフォルダを探します。 'Wine' (あるいは 'Wine Stable') をダブルクリックし、Wine環境が利用できるターミナルウィンドウを開きます。 ターミナルから以下のコマンドを実行します。
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3 |
インストール済みのEnterprise Architectをアンインストールします。
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4 |
新規インストール時と同じ手順でインストールします。 |
以上で、macOS環境でEnterprise Architectを利用するための準備は完了です。ライセンスの登録・取得など、インストール後の操作はWindows版と共通です。
参照: