Linux/macOS環境で動作解析の機能の利用

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Linux/macOS環境で動作解析の機能の利用

Wine環境で、Enterprise Architectの動作解析の機能を利用する場合に注意すべき点は以下の通りです。

 

 

 

動作解析機能の利用

動作解析の機能を利用しデバッグするまでの手順は次の通りです。

 

#

操作方法

1

対象のソースファイルを、すべてWine環境にコピーします。その際に、ビルドした環境とパスが完全に一致するように配置しなければなりません。例えば、Windows環境で C:\source\yourApp にあった場合には、

ソースファイルを ~/.wine/drive_c/source/yourApp にコピーします。

もし該当するパスが設定できない場合には、'winecfg' を利用してドライブのマップを行うなどして、一致させる必要があります。

2

コマンドラインから対象のアプリケーションを実行し、正しく動作するかを確認します。

  • wine PATH_TO_APPLICATION

3

アプリケーションが正しく動作しない場合には、Wineの設定等を見直し、動作するようにしてください。多くの場合、必要なDLL等依存するファイルが不足しています。

 

ヒント:

もし、Wineの出力が表示に多い場合には、以下のコマンドのように出力結果をテキストファイルに保存すると解析が容易です。:

  • wine PATH_TO_APPLICATION >& output.txt

4

Enterprise Architectのプロジェクトにソースファイルを読み込みます。必要に応じてソースファイルにブレークポイントを設定します。

5

動作解析の設定を追加します。

  • パッケージに動作解析の設定を追加します。 「動作解析の設定の定義」のページをご覧ください。
  • 実行コマンドを設定します。
  • デバッグコマンドを設定します。
  • デバッガはMicrosoft Nativeに設定します。

6

デバッグサブウィンドウを開きます。

7

設定した動作解析の設定を選択します。

8

実行ボタンを押します。

 

 

注意:

  • 実行時にブレークポイントが有効になっているかどうか確認してください。ブレークポイントに?マークが表示されている場合には、有効になっていません。
  • ブレークポイントが有効になっていない場合には、ソースのパスが一致しているかどうか確認してください。
  • PDBファイルはデバッグ対象のファイルと同じ位置に配置してください。
  • EXEファイルとPDBファイルは、必ず同一のビルドで生成されたものを利用してください。