モデル内アドイン

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モデル内アドイン

アドインを作成・利用する場合に、ActiveX COM DLLとして作成する代わりに、モデル内に要素としてアドインを定義できます。

 

注意:

この機能はコーポレート版以上で利用できます。

 

 

DLL形式のアドインの問題点(制約)とモデル内アドインによる解決

項目

説明

配布・利用のための敷居の高さ

企業によっては、DLLの配布やインストールのために必要となる権限がなかったり、申請が必要であったりします。モデル内アドインはこの点を解決し、インストールせずに利用が可能となります。

利用者全員にインストールが必要

アドインをチーム内の道具として活用する場合には、すべてのメンバーが正しくインストールしていることが必要です。また、アドインを更新した場合には、すべてのメンバーが最新版のアドインをインストールしなければなりません。モデル内アドインは、この点についても解決できます。

なお、モデル内アドインを利用する場合には、最初の1回のみは有効にする操作が必要です。(自動で有効にはなりません)。セキュリティ(アクセス権)機能で、アドインの有効化を制限できます。

プロジェクトに応じた動作ができない

従来のアドインは、インストールするとすべてのプロジェクトに対して動作します。特定のプロジェクトのみに対して動作させるような制御は容易ではありません。モデル内アドインは、利用したいプロジェクト内にのみ配置できます。

ドキュメントが必要

アドインの動作の詳細の説明のために、ドキュメントが必要になります。各利用者が処理の内容を直接見ることができれば、動作の把握が容易になります。

 

 

モデル内アドインの問題点(制約)

項目

説明

複雑な画面は作成できない

モデル内アドインでは、複雑な入力画面などを作成できません。単純な処理以上のアドインを作成する場合には、従来型のDLL形式での開発が必要です。

すべてのプロジェクトで利用ができない

モデル内アドインはプロジェクト内にモデルとして配置されるため、配置されていないプロジェクトでは利用できません。必要に応じて、他のプロジェクトに都度アドインの要素をコピーしなければなりません。

 

 

参照: