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モデル内アドインは、ステレオタイプJavascriptAddinを持つクラス要素を利用してモデル内でアドインを定義します。そのクラス要素に対して、属性・操作・受信を定義し、アドインの動作を記述します。受信は、Enterprise Architect内のイベントへの対応を記述します。
受信は、クラス要素に対して定義され、外部のどのようなシグナルに反応するかを記述するためのものです。Enterprise Architectのイベントに対応するシグナルに対して受信を定義し、その振る舞いをJavaScriptで記述します。シグナル要素は、モデル内アドインを定義するプロジェクト内に別途作成しなければなりません。ただし、モデルテンプレートを利用することで、このシグナルの定義を読み込むことができます。このモデルテンプレートを利用する方法が最も簡便です。
クラスに定義した操作は、受信から呼び出せます。クラスの属性も、JavaScript内のグローバル変数のように利用できます。
Javascriptによるモデル内アドインの作成
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操作方法 |
1 |
モデル内アドインのパースペクティブを選択します。 |
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クラス図を作成し、開きます。 ツールボックスを「Model Add-Ins」に変更します。 |
3 |
ツールボックスからJavascriptAddinをドラッグ&ドロップで配置し、新しくクラス要素を作成します。 JavascriptAddinクラスの名前は、JavaScriptのコードを生成する際に利用されます。JavaScriptの文法として問題のない名前にしてください。 |
4 |
アドインが参照するEnterprise Architectのシグナル(イベント)ライブラリがモデルに含まれていることを確認します。含まれていない場合、モデルテンプレート「Broadcast Types」を取り込みます。 (参考:シグナルのライブラリの読み込み) |
5 |
属性・操作と付属要素サブウィンドウの「受信」タブを開き、そのアドインが受け取るEnterprise Architectのイベントに対応するシグナルを受信するように受信を追加します。多くの場合、以下の3つを最初に追加します。
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6 |
コードエディタタブを開きます。(「コード」リボン内の「ソースコード」パネルにある「コードエディタ」ボタン) このタブには、選択されている要素が持つ、振る舞い(処理)を追加可能な項目がすべて表示されます。 例えば、以下のように内容を設定します。
EA_Connect return "";
EA_GetMenuItems if(MenuName == "-Example Add-in") return ["Item 1", "Item 2", "-", "About"]; else return "-Example Add-in";
EA_MenuClick Session.Prompt("You clicked " + ItemName , 1); |
7 |
アドインの管理ダイアログで、作成したアドインを有効にします。 セキュリティ(アクセス権)が有効になっている場合には、アドインの管理の権限が必要です。 |
8 |
アドインを実際に動作させ、意図通りの動作になっているかテストを行います。 |
参照: